栃木時代、工務店に勤務していた彼は、生まれ持った営業力で瞬く間に業績を伸ばした。しかしその一方で、現場ではトラブルが頻発。彼は得意の話術で問題をすり替えたり、責任を他者に転嫁したりしながら立ち回り、やがて工務店の社長の娘と結婚し子をもうけるが離婚。その前後に会社の経営が傾き、社長は工務店を畳むことに。そして彼は軽トラ一台で何でも屋のような一人工務店を始めたが、やがて後輩を雇い、弟子のような関係となる。しかし、その後輩は公私ともにあまりに過酷な状況に追い詰められ、「SをKして自分もSのうと思った」と後に語っている。
工務店社長は元妻の父親、自分の義理の父であり、社長は娘も孫も大切、だから娘の元旦那である彼については複雑な思いをもっていると考えられる。