プエルトリコ破綻 | アンクルコアラのブログ

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今朝のニュースでプエルトリコが連邦地裁に破産申請したことを知った。

プエルトリコと言えば大リーグの名選手を多数輩出していること、初期のサミットがサンファンで開催されたことくらいしか知らない。

今回の破綻で約1世紀前に米西戦争の戦利品として米国が手に入れたこと、住民の殆どがスペイン語を話し英語は通じないこと、その割に米国への帰属意識が高いこと、現在は米軍基地が多数存在することを知った。

面積は四国の半分、人口は約300万人のプエルトリコが今後どうなるのか。

カリブ海の要衝としての地政学的価値は、冷戦が終結しキューバとの国交を回復させた米国にとって低下しているものと思われる。

ましてプエルトリコ自体に自立した経済再建の可能性は乏しいと思われる現状でトランプ大統領がどのような態度を見せるか、大いに興味あるところだ。

算盤勘定からは見捨ててもおかしくない。冷淡な米国のイメージを植え付けて住民の独立意識に火を点けて、住民の方から米国に三下り半を突き付けさせる戦略すらあり得る。

それにしてもかなり前から財政破綻を囁かれていたプエルトリコ、無策のままに破綻を迎えた訳だが、米軍基地があることで最後は米国が何とかしてくれるという甘えはなかったのか?

今の沖縄の姿が妙に重なって見えるのは私だけだろうか?



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