節分雑感 | アンクルコアラのブログ

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日本酒、ラグビー、美術展、日本古代史、その他ランダムに雑感を綴って行きます。気まぐれなので更新は不定期かも?

昨日2月3日は節分の日。今や豆まきよりも恵方巻の方が有名になった感かある節分だが、今年の場合は新横綱稀勢の里が成田山新勝寺と府中大国魂神社を掛け持ちで回り、豆まき男を務めて沢山の人で賑わったそうだ。
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昨日は出先から早く帰宅出来たので、新横綱が来ることを知っていれば大国魂神社に寄って、福を分けてもらえたので残念である。

ところでこの「豆まき」の風習は元々宮中儀式である追儺式から始まり、鞍馬山の鬼を豆をぶつけて追い払った故事と合体して広まったそうだ。

季節の変わり目は気候が不安定なため体調を崩しがちなことから、鬼=邪気を豆で追い払おうという、理に叶った風習である。

しかし一部には「鬼さんが可哀想」だからと「福は内、鬼も内」と言って豆をまくところもある。邪気をまた内に入れてどうするのか、本末転倒である。

これも本来の趣旨を忘れて安易な平和主義に流れる「ゆとり教育」の弊害かと思っていたが、平安の頃から各地で行われているようだ。(勿論ゆとり教育の弊害も大きいものと推察されるが)。

日本人の優しさは昔からのものと、少し仄々とするが、緊迫する東アジアの情勢と日米同盟関係の揺らぎはそんなヌルい感覚では対応出来ない。

誰が鬼かよく見極めて、邪気に侵されることのないようクレバーな立ち回りが求められる難しい時代が始まった。

私は豆まきではなく、恵方巻を食べて節分気分を味わった。今年の恵方は「北北西」とのこと、ロシア方面に福があるのかしら?
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