今日は尊敬するH先輩との、昭和史研究会の会合の日である。
二人の交通の便を考えて、渋谷の「山城屋庄蔵」を予約した。私も初めて行く店だが、京都の人気店「枝魯枝魯」の流れを汲む、くずし割烹の店と聞いて期待して店に向かった。
店の前でバッタリH先輩と会い二人して店に入った。
店は洒落た雰囲気で、如何にも女性好みだ。我々の通されたテーブル席も、隣は女性のグループだった。
先ず出て来るのはちょっと固めの胡麻豆腐。
次は松茸風味のすり流し。あまり松茸らしさはなかったが、蕪で造った兎が可愛い。
次は八寸。可もなく不可もなし。
百合根の揚げもの。これは美味しかった。
箸休めはバジルのソルベ。
メインの牛肉とキノコのしゃぶしゃぶ仕立て。朴葉味噌を和えて食す。
食事はミルク雑炊。今ひとつパンチが効いていない。
デザートは抹茶シャーベットとフルーツコンポート。
一通りのコースにはなっているが、特筆するほどの一品はなかった。まあコストパフォーマンスは悪くはないのだろうが。
それよりも日本酒が一合1300円と高いのには参った。H先輩との会合は談論風発、話題は森羅万象にわたるため、じっくりと腰を落ち着けて飲む必要があるのだが、一合1300円では気が気ではない。
ここは早々に切り上げて二次会に向かった次第である。ちょっと期待はずれで、H先輩には申し訳なかった。次は埋め合わせしなければ。
ちなみにお互いの研究成果を披露し合ったが、やはり大学の公開講座で昭和天皇実録を研究している先輩に一日の長があった。
私も更に研鑽を積まねばならないことを痛感した次第である。
次回は秋も深まった頃に根津で開催の予定である。
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