一通り用を足したら夕方近くになり、東京駅まで歩く途中に日本橋とやま館に差し掛かった。
その前の週にスタンプラリーで立ち寄った、日本橋とやま館は、今年の6月にオープンしたばかり。物産コーナーや観光情報は特に目新しいものではないが、富山料理を供するレストラン「はま作」と、富山の地酒をショットで気軽に呑めるバーコーナーは、酒呑みの私には見過ごせない。
先ず今回はバーコーナーを偵察することにした。
全部で17銘柄の地酒の中から三つ選んで700円。肴にホタルイカ三種盛り500円、〆て1200円を支払い、カウンターに陣取ると、ちょっとした富山旅行の雰囲気が出る。
今回チョイスしたのは「風の盆」「若鶴」「銀盤」。本当は「勝駒」が呑みたかったが、残念ながら品切れだった。
この三銘柄の中では「銀盤」以外は初めてだったが、意外にも呑み慣れた「銀盤」よりも「風の盆」「若鶴」の方が気に入った。
特に「風の盆」はフルーティで華やかな味わいが私好みだ。
肴のホタルイカも沖漬け・麹漬け・醤油麹漬けと、異なる味を楽しめる。特に醤油麹漬けは秀逸である。
日本橋のバーカウンターで地酒のグラスを傾ける。こんな贅沢な休日の午後を過ごすのも、たまには許して頂けるだろう。
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