シルバーウィークは何処にも行かず、都内をぶら付いているだけなので、体力の温存だけは出来たようだ。
観光の楽しみがなければ、食べる楽しみがある。幸いいくつかの百貨店では地方の物産展や美味いもの展をやっている。
物産展を二三回り、酒のアテになりそうなものを買って来ての家飲みは、自分の好みで全て揃えられるし、コストパフォーマンスの面でも優れている。
中でも石巻の「金華サバの生ハム・炙りシメサバ」はこれまで食べたシメサバとは全く違う逸品である。
福島のいぶりがっこも良い。出展ブースの小父さんの勧めに従い、クリームチーズを載せると更に旨味を増す。
合わせる酒は「夜明け前 純米吟醸 生一本 しずく採り」。上伊那の小野酒造が造っている。島崎藤村の遺族に許可を貰って「夜明け前」と命名している自信作であり、各地の日本酒鑑評会でも優勝・入賞していて、決して名前負けしていない。
飲んでみると、少し酸味を感じるが全体的にまろやかで甘口の優しい味わいである。
サバの生ハムやいぶりがっこに良く馴染んで、何杯でもいけそうである。
「しずく採り」は期間限定だから、今度飲めるのは来年になるが、通常の純米吟醸は家飲みのラインナップに加わること確定である。
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