松の司 純米吟醸ひやおろし | アンクルコアラのブログ

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日本酒、ラグビー、美術展、日本古代史、その他ランダムに雑感を綴って行きます。気まぐれなので更新は不定期かも?

今いくつかのデパートで北海道展が開催されている。まだまだ残暑は厳しいが、そろそろ味覚は秋に衣替えが始まっている。

鮭、柳葉魚、雲丹、そして毛蟹・・・いずれも塩分やコレステロールが高いし、酒が進み過ぎてしまう危険で一杯である。自制しなければならない。

さて日本酒における秋の風物、ひやおろしの紹介第二弾は滋賀・竜王の名酒「松の司 純米吟醸」である。
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この酒を初めて知ったのは大阪に転勤した年の暮れであったと記憶している。住んでいた豊中から阪急電車で約1時間で京都・四条河原町に行けることに味をしめた私は週末頻繁に京都をぶらついたものだ。

河原町交差点から少し歩いたところに「くずし割烹 枝魯枝魯ひとしな」はあった。その店を切り盛りしていたのが「まー君」こと近松氏である。

この店はお任せコースのみであったが、先付からデザートまで独自の工夫を凝らしたものばかりで、東京には数少ないカジュアルながら本格的な日本料理に舌鼓を打ったものだ。

一方、酒についてはメニューはあったものの、料理同様まー君にお任せとしていた。そこで教えてもらったのがこの「松の司」である。

店には有名無名の名酒がずらりと並んでいたが、まー君の出身地滋賀の酒ということで勧められ、飲んでみて即お気に入りになった。

その後東京に帰ってからも、はせがわ酒店に置いてあるので、ちょくちょく買っては家飲みを楽しんでいる。少ないながら飲み屋に置いているところもあるが、お値段が高目なのでもっぱら家飲みが中心である。

さて、ひやおろしの味わいだが、相変わらずの華やかさの中にキレと力強さが感じられる、満足のいくものであった。ひやおろしに限らずいろいろな酒を試しているが、やはり私の中ではベスト5に入ることを再確認した。

この酒を教えてくれたまー君も今は独立して、烏丸三条に「福松」というセンスの良い店のオーナーとして頑張っている。次第に評判が広がり、なかなか予約が取れないとも聞くが、是非今年も顔を出したいものだ。



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