まだ1年、だけど、もう1年、経ちました。


あの日から1年。


怖い思いをして、家族・友人の心配をして、心配をしてもらったあの日から1年。



正直、この1年は、あっという間だった感じがします。


職場で大きな揺れを感じたあの日のことが、昨日のことのように思い出されます。。。


家族・友人の心配をしたあの日。


そして、心配をして連絡をくれた友人の優しさに思わず涙したあの日。


人の優しさ・温かさが本当に嬉しく思いました。



震災後、計画停電で真っ暗の中、帰宅をしたり、朝、通勤するときに信号がついてなかったり。


仕事も、部署柄なかなか通常の仕事に戻らなくて、今もまだちょっと引きずっている感じです。


電力不足に陥りそうだから、午後4時になったらすぐに帰るように!という一斉連絡が入ったりしたこともありました。


また、お水、牛乳や納豆、トイレットペーパーやお米、乾電池など・・・たくさんの生活に必要なものが、一時的にお店からなくなりました。



今、こうやって普通の生活を送ることが出来るということが、どれだけ素晴らしいことなのか、ということを思い知った1年。


自分という1人の個人が出来ることって何だろう?


私が出来ることはあるのかな?


役に立てることって・・・


私、何をしたらいいんだろう???



いろいろと考え、わずかばかりですが、募金をし、職場のみんなで生活用品など必要とされるような物資をまとめたり。


チャリティーグッズ、というものを購入したりもしました。


でも、常に「何をしたらいいのかな」という疑問が頭の中にありました。


・・・今も明確な答えは出ていない気がします。



出張で石巻に行った父が言っていました。


「見るのが辛かった」


私は震災後に東北に行く機会がないため、まだ実際に被災地がどのようになっているのかを、この目で見ていません。


テレビ・新聞などの情報のみです。


2年前に行った、福島の小料理屋さんは、津波の被害に遭い、店主の方が亡くなられた、というニュースを見て、涙が止まりませんでした。


自分が知っている人、行ったことのある地が、言葉を失うような状態になってしまうことが、こんなにも辛いなんて・・・


3年前に行った岩手・宮城のお店はどうなっているんだろう?


今年は時間を見つけて、また東北へ向かってみたいと思っています。


テレビを通じてではなく、自分の目で見てみることで、どう感じるのか、どう思うのか・・・




大震災から1年が経ちました。


私の生活は、震災前とほぼ変わらない感じです。


ただ、まだ1年しか経ってません。


被災された方が心に受けた傷は、消えていないと思います。


復興に向けた様々な動きがあるけれど、震災のことはずっとずっと忘れません。


当たり前のことが当たり前にできることは、素晴らしいこと。


日々感謝をしながら、生活をしつつ、自分に出来ることを考えて、微力ながら少しでも復興につながるお手伝いをしたいと思ってます。