私はまだ制服を着て学校に通っていました。
ちょうど14年前の1月17日は、インフルエンザにかかっていて、学校をお休みしていました。
家族み~んなでインフルエンザにかかっちゃってて、大変だったのを覚えています。
高熱で夜も眠れなくて、フラフラ状態で朝を迎えた私。
ちょうど、我が家の裏の家が建て替え工事をやっていて、5時ちょっと過ぎから機材を運び入れたりして、ガタガタうるさくて、ただでさえ眠れないのに余計寝れないじゃんっとムカついて、ラジオをつけたことで、一気に眠さが飛びました。
神戸で大きな地震が発生、高速道路が倒れた模様
私の聞いてた「TOKYO FM」は、確かこんな一報だったと思います。
慌てて両親の部屋へ行き、地震のことを伝え、誰か親戚が神戸にいる?と確認すると・・・
両親もビックリしてテレビをつけ、画面に映る映像は、高速道路が倒れていて、バスが半分だけ宙に浮いてる状態になってて、余震がきたらバスも落下してしまうのでは?と思う状態になっていて。
本当に地震があったんだ・・・というのが分かりました。
私の親戚では、叔父が単身赴任で神戸にいる。とのことでした。
しばらくして、叔父の無事は確認できたのでよかったのですが・・・
地震で、ものすごくマンションも揺れて、慌ててこたつの中にもぐったそうです。
そして、揺れが収まって、こたつから出ると・・・
あと1センチで、電子レンジが頭の上に落ちてきていたかも。という状態だった・・・とのこと。
間一髪で助かったそうです。
テレビをつけると、建物が崩れ落ち、火の手が上がっていて、高速道路も倒れていて・・・
高熱だったにも関わらず、インフルエンザ家族4人でテレビの前から離れることが出来ませんでした。
6400人以上の方が亡くなった阪神大震災。
私が生まれてから記憶がある中でも、一番大きな被害をもたらした地震だと思います。
テレビで見ていただけでも、あんなに怖いと思ったくらいなので、実際に地震の被害に遭われた方は、どれほど怖いつらい思いをされたか・・・
考えるだけで、胸が締め付けられます。
あれから14年経って。
神戸という街は復興したと思います。
2年ほど前に、神戸に遊びに行ったことがありますが、その時は、この街で地震があった?
と思うくらい、地震のあとは分かりませんでした。
見た目は平和な街になっていました。
でも。
神戸の街に暮らす方、地震の被害に遭われた方。
建物などの傷は直っても、心に負った大きな傷は、14年経ったから、と言って、簡単に癒えるものではないと思います。
阪神大震災を知らない世代も増えてきた。
と、テレビでも言っていました。
幼くて覚えていない世代、震災後に生まれた世代。
同じ日本に住みながら、私のように違う地域に住んでいたため、震災のことは覚えていても、実際に体験していない人。
震災を知らない人たちへ、ちゃんと語り継いでいかなくちゃいけないと思うし、私たちも忘れてはいけないし、私自身、震災は経験していませんが、震災のことは忘れられないと思います。
14年という月日が経ちました。
地震で心に大きな傷を負った方たちが、心の底から笑顔になれる日がきてこそ、本当の意味での「復興」と言えるのかもしれないな・・・と思います。