おっちゃんからLINE
「2時間くらいしか時間ないんだけど出られそう?」
もう父への昼食も後片付けも終わり、自室でのんびりし始めたところ。
ただ、ノーメイク&部屋着
聞くと大丈夫なら今から向かうというので、それなら隣町から来るのだから間に合う。
バリバリのメイクをする訳ではない。
眉毛ない族なので眉毛だけは…。
眉毛の有無で顔って全然違うから。
迎えに来たおっちゃんは「短い時間で申し訳ないけど、少しでも一緒の時間を作ろうと思ってるから」と。
コンビニでコーヒーを買って、近くの公園に車を停めて話をしました。
「現状では1日一緒にいられる時間を作るのは難しいけど、少しでも時間が出来たら連絡するから、都合が合えば会おう。今後のばあさんの事は考えてるから」
これまでも偶然コンビニで会っていた時間なんか数十分。
それは付き合う前だけど、おばちゃんは その数十分に救われながら父との生活をしてきた。
あの頃は もう どう父に接するのが正しいのか わからなかったし、おっちゃんが掛けてくれる言葉の1つ1つが勉強になっていた(介護経験はおっちゃんの方が長かった)
付き合ってからはお互い『付き合ってる』という名目に縛られて、数十分や1〜2時間程度の時間じゃなくて『長い時間』と思い込んでいた。
せめて半日、出来たら1日…。
「一緒の時間がないから◯◯ちゃんに寂しい思いさせて不安にさせてしまってると思って…ちょっとの時間でも積み重ねる事が出来たら、また最初の頃のように気持ちを通わせて想いを重ねていけると思うから」
おばちゃんは家族での時間がどうなのか気になってる。
元奥さんが食事を作り、孫や娘達と囲む食卓。
元奥さんと2人、祖父母として孫の世話をする時間。
父親、おじいちゃん、旦那さんとしての役割を務める おっちゃんって どんなだろう…。
「みんなと生活サイクルが違ってるから一緒じゃないんだよ。かみさんと娘達は孫の時間に合わせて食事するから。自分はばあさんのことして、ばあさんに食べさせながらだから食べる場所も違ってるんだ」
最近お母さんの調子に波があるらしく、孫が居るから夜中 騒ぐとマズイから、帰ったらお母さんと同じ部屋で過ごしているとのこと。
元奥さんが来ている理由は、娘さんとお孫さんの世話、炊事、洗濯、そして娘さんとお孫さん達が快適に過ごす為の空間を作る掃除だけで、介護は無関係だから、デイの送り出しや迎え、ショートの際の送迎などは今まで通り自分だし、入浴や排泄、食事の介助も今まで通り ひとりでやっているとのこと。
おばちゃんから聞いた訳ではなく、おっちゃんが話した。
元奥さんと娘さん夫婦やお孫さんと ほのぼの当たり障りのない家族としての生活だと思われるのは当たり前だし、説明しなければ わからない事だったのに配慮が足りなくて余計な不安を抱かせてしまって申し訳ないって。
公職の準備、会社の引継、別の会社でも役員をしているので そちらの引継、民生委員、地域活動(なんか この時期 祭りがあって伝統の舞があるらしい)、冬でも農作物があるから農作業、お母さんの介護…
結局 早朝から忙しいし、土日は農作業や地域活動。
なんか わからないけど おばちゃんは「ごめん…」って言った。
いつも おっちゃんは「気持ちは変わらない」って言ってくれてるのに、こんなに忙しい人に おばちゃんは会えないことで寂しいって思って勝手に不安になったり、自分の感情で すぐいっぱいいっぱいになってしまって…
それなのに おっちゃんは いつも おばちゃんの気持ちを気遣ってくれて、何を不安に思っているのかを接する時間が短いのにきちんと観察して気付いてフォローしてくれる。