前世がある事、なんとなくわかっていた。
でも、自分の気持ちの中に前世の想いが混在しているなんて考えもしなかった。薄々気づいていたのかもしれないが、どこからが今の自分でどこからが前世の魂の想いかなんてわからなかった。
最近はっきりとわかった事がひとつある。
どの占いをどう見ても、私の前世は最愛の人と最期まで一緒になれなかったということ。その想いだけをお互いの心に残して。
そして、時々私の中に姿を表す「ずっと好きだった」と「寂しい」という言葉。
これは前世の影響が少なからずある、と思う。
まぁでも、同じ魂だからそれが本当に前世の相手だったかもしれないし、1人で寂しい時は寂しいけどね。
でも、当時にわかってたらあんなに自分の事ごり押ししなくて済んだのかも、とも思う。
自分すら重くなるから相手は大変だったね。
今は隣にいない大好きな人。そう、両想いなのに、どうにもならなかった人が1人。
こんなだからさ、今世もこの魂は、好きな人とも一緒になれないまま、寂しさと悲しみだけ蓄積して終わっていくんじゃないかと諦めたくなるんだよね。もう半分以上諦めてる。想うだけなら自由だから。