Along with the MUSIC.
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先回紹介したりぶさんのsinging Ribと同じ日に
fhánaの1stアルバムも購入してました。

聴くのに時間かかったわけじゃなくて、
ちゃんと聴こうと思って時間を作るのに時間がかかりました。

もう1回通して聴いたらハマっちゃって最近はずっとリピートしてます。


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01.Outside of Melancholy ~憂鬱の向こう側~
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

本アルバムの表題曲にしてオープニングを飾る曲。

ピアノ伴奏と共にtowanaちゃんの優しい歌声で静かにスタートしたかと思えば、
イントロは激しいドラムとチョーキング連発のギター。
何事かと思った矢先Aメロからは跳ねるようなリズミカルポップに。
ものすごくスーッと入ってくるキレイなメロディーで進行していきます。
でも裏では色々と複雑なことをやってるfhánaらしい1曲です。

fhánaのテーマでもある「ループもの」「セカイ系」を体現しているような曲だと感じました。
残念ながら古くからのファンではないので気づかなかったのですが、インタビューによると歌詞の端々にこれまでリリースした曲の歌詞が使用されているようです。
そういうギミック的な部分でも“ループ”というものを意識してるのかなと思いました。

個人的にぐちゃぐちゃした激しいイントロは、アニメとかでよく見るタイムスリップというかループをしている最中のわちゃわちゃ感を表現してるのかなとも思いました。
ものすごく抽象的な説明で申し訳ないですが、伝わるかな。笑

1曲目にしてぐっと心を掴まれました。サビを聴くだけで涙腺が緩くなります。笑




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02.tiny lamp
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

2ndシングルにしてTVアニメ「ぎんぎつね」のOP。

ギターが前面に出ている気持ちのいいくらいのロックナンバー。
僕のfhánaのイメージとは正反対の曲で新鮮味を感じました。
疾走感があってアニソンらしいアニソンだなあという印象です。
ザ・オープニングテーマって感じです。笑

fhánaといえばアニメの世界観に合わせて曲を作ってくれるので、アニメを見ていれば理解が深まるとは思うんですが、残念ながらぎんぎつねを視聴したことがなくて…。
あらすじを見る限り、あやかしものですよね。大好物なんです。笑
なので今後機会があったら見ます。必ず。
そしたらまた改めて感想を書ければなあと思います。




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03.divine intervention
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

3rdシングルにしてTVアニメ「ウィッチクラフトワークス」のOP。

こちらもアニメのOPテーマということで、疾走感溢れるナンバー。
ただ「tiny lamp」とは違いギターは控えめで、ストリングスが前面に出てる曲。
僕の思うfhánaらしさはこっちですね。笑

またしてもウィッチクラフトワークス、未視聴です…。
魔法バトル物なのかな?という印象ですね。
divine interventionも直訳で「神の介入」なので、人智を超越した力をメインとした物語なのかなと。
こちらも機会があれば見ます。




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04.lyrical sentence
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

表題曲に続いて2つ目の新曲。

ものすごくお洒落な雰囲気の渋谷系エレクトロナンバーって感じです。
小気味いいピアノとさりげないギターがとても好きです。
横ノリできる曲が大好物なのでたまらないですね。笑
構成もBメロがなく、あっさりとしています。
towanaちゃんのふわっとした歌声が心地いいです。

前の2曲が激しい疾走感のある曲だったので、この曲でちょっと小休止。
落ち着けます。笑
lyrical sentenceの直訳、「叙情的な文」。
確かに歌詞は叙情的ですが、タイトルはとてもストレートで面白いです。笑

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05.スウィンギングシティ
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

またまた新曲です。こちらで3曲目。

「lyrical sentence」よりももっと横ノリできる渋谷系全開のジャズ・ポップスっぽい曲。
スウィンギングシティというタイトルの通り、身体をスウィングしたくなりますね。
というか今も聴きながら横に揺れてます。笑
Bメロ佐藤さんのコーラスと、バックで聞こえるハンドクラップ。たまらないです。
あとはなんと言っても間奏とアウトロのサックス。
要素をすべて網羅している至高の一曲です。

ライブでもスタンディング形式でハンドクラップしながら身体を横に揺らして聴きたい。
オシャレ系な曲を立て続けに持って来られて、身体の揺れが止まりません。笑

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06.はじまりのサヨウナラ
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

2ndシングル「tiny lamp」のカップリング曲。

表題曲の「tiny lamp」はギターロックで疾走感がありました。
この曲はそれとは正反対なミディアムテンポで深みのある曲です。
個人的に雨の日に聴きたいなあと感じました。
雨音というか水音のようなエフェクトがそうさせてるのかな。笑
後ろで鳴っているギターもどこか雨音に聞こえるような。

ラスサビ前に転調してから、1小節置いてラスサビに向かうので
より壮大で説得力が増していますよね。すごく好きな構成です。

「サヨウナラは思いがけず、はじまりを隠してる」
とても好きな歌詞です。

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07.いつかの、いくつかのきみとのせかい
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

4thシングルにしてTVアニメ「僕らはみんな河合荘」のOP。
僕がfhánaを知るきっかけになった、とても思い入れのある曲です。

美しいピアノのイントロから軽快なドラムのフィルインで始まる、明るく爽やかな王道ポップ。
サビの後半、佐藤さんのハモリがとても気持ちいいです。
MVでもtowanaちゃんがタンバリンを演奏してるんですが、サビでその音が前面に出ています。
シャンシャン聞こえるだけで気持ちが楽しくなりますよね。笑

「僕らはみんな河合荘」の世界観に見事にマッチしていると思います。
宇佐くんが感情表現の苦手なりっちゃんに対して、「今どんなことを思ってるの?今までどんな風に生きてきたの?知りたいな。聞きたいな」って歌ってるように聞こえました。
物語は未来へ続いていくんです。宇佐くんとりっちゃん、そして河合荘のみんなの物語が未来へずっとつながって続いていけばいいなって思ってます。

そして私はりっちゃんが好きです。




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07.Paradise Chronicle
作詞:林英樹 作曲:yuxuki waga 編曲:fhána

こちらも新曲ですね。ギターのwagaさんが作曲してます。

作曲したwagaさんがインタビューで「ライブに向けて作ったから、シンガロン的なコーラスを入れたり、サビを四つ打ちにしたりした」と語っていました。
間違いなくライブで盛り上がると思います。
でも熱狂的な盛り上がりではなく、聴き入って静かに盛り上がるタイプの盛り上がり方。
wagaさんが作ったにしては、ギターがものすごく控えめな感じですね。笑
ただものすごくいい味を出してます。シンセの後ろで鳴る小気味いいカッティングが気持ちいい。

「lyrical sentence」とはまた違った浮遊感がありますね。
本当に心地がいいです。
ふわふわとしたメロディーに相反して、歌詞はすごくエモーショナルです。
上手く中和されて内容もスッと入ってきました。

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09.ARE YOU SLEEPING?
作詞:林英樹 作曲:kevin mitsunaga 編曲:fhána

4thシングル「いつかの、いくつかのきみとのせかい」のカップリング曲。
“色んな音担当”のkevinくんが作曲しています。

タイトルの通り、まるで夢の中にいるようなふわふわとした雰囲気のシューゲイザー。
これまで何回“ふわふわ“というワードを使ってるかわかんないですけど、ホントにふわふわしてるんです。笑
インタビューによると、ギターは200本以上録って、その中野40本くらい重ねているそうです。
すごい。笑
Cメロの複雑な歌メロとコーラス、そして後ろで鳴っている靴音。
いろんなギミックが行使されていて、ふわふわ気持ち良いながらも聞き入ってしまう曲です。

アウトロの男女ユニゾンコーラスが本当に好きです。笑

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10.ケセラセラ
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

メジャーデビューシングルにしてTVアニメ「有頂天家族」のED。

春らしい爽やかでミディアムテンポなポップナンバー。
ストリングスがとても綺麗だなあという印象が強いです。
こちらも有頂天家族、未視聴でございます…。
原作者を見ると、なるほど森見登美彦…大好きな作家さんでした…笑
絶対に見ます。これはもうホントに。笑

タイトルの「ケセラセラ」。
訳や意味は他説ありますが、僕個人としては、

「未来のことなんていくら考えたってどうなるかわからない。もしかしたらもう全部決まっているのかもしれない。どうせもう全部決まっているのなら、楽しく生きようじゃないか。自分が信じたものを信じ抜いて、前を向いて生き抜こうじゃないか。」

という風な意味で解釈しています。

「未来のことはわからないけれど、今ここにある奇蹟は僕のものと信じてる」
という歌詞。ならばその奇蹟を信じ抜きたいですよね。
大好きな曲です。




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11.innocent field
作詞:林英樹 作曲:yuxuki waga 編曲:fhána

3rdシングル「divine intervention」のカップリング曲。

こちらもギターのwagaさん作曲。
あー、wagaさんの作る曲ってこういう感じなんだなあって確信しました。笑
イントロはハンドクラップから入って、ちょっとダンサブルな感じになるのかな?と思ったんですが、深みのあるシンセと歪みの利いたギターが入ってきて、またまたふわふわ感のある曲でしたね。笑

間奏とアウトロのサックス、めちゃくちゃかっこいいです。
間奏のサックスソロがが終わるとシンセのみが鳴る静かなパート。心地いいです。
個人的にAサビラストの「イノセント」の歌い方が可愛くてツボです。笑

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12.君という特異点 [singular you]
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

メジャーデビューシングル「ケセラセラ」のカップリング曲。

シンセとドラムが素直に響く、疾走感溢れるナンバー。
僕は文系の人間なので「特異点とは一体なんぞや?」というところからスタートでした。笑

特異点(とくいてん、singularity)は、ある基準 (regulation) の下、その基準が適用できない (singular な) 点である。(Wiki引用)

つまり異質な存在ということですかね?
そう噛み砕いて理解すると、純粋なラブソングなのかなと感じました。
恋心って感情における特異点な気がします。
サビはキャッチーでスーッと入ってくる気持ちい曲です。

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13.星屑のインターリュード
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

5thシングルにしてTVアニメ「天体のメソッド」のED。
このアルバムを購入することに決めた、個人的大ヒットな曲。笑

常時四つ打ちで進行していくノリノリなダンスチューン。
シンセが静かに流れるイントロは、アニメの劇中の終わり20秒に被るのでそれを考慮した入魂のイントロだそうです。
僕もアニメをリアルタイムで見ていましたが、完璧でした。薄っぺらい感想になりますけど、見てもらえればわかります。ばっちりです。笑
EDのアニメ映像ともマッチしていて圧巻の出来上がり。
というかアニメ映像がEDとは思えないほど軽快に動くんですよね。
毎回すごいなーと思いながら見ていました。笑

90年代J-POPのキラキラ感、ブラックミュージックを意識したベース、今風EDMアレンジのシンセ。
インタビューでは“古今東西ダンスミュージック祭り”と語っていましたが、まさにその通りでした。楽しすぎます。笑

あとはなんと言ってもアウトロ。
ラスサビで転調しないなあと思ってたら、まさかのアウトロでの転調。笑
最後まで気を抜けないんですよね、ホント。
最後の最後まで楽しませてくれます。

あとMVのtowanaちゃん、歴代MVの中で一番可愛いです。




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14.white light
作詞:林英樹 作曲:佐藤純一 編曲:fhána

アルバム最後を飾る新曲。

ここまで紡がれてきた物語を綺麗に完結させる、ミディアムテンポなバラード。
表題曲「Outside of Melancholy ~憂鬱の向こう側~」と対になる曲です。

ピアノもシンセもギターも歌声も全て調和が取れていて、このアルバム一番の“泣き曲”だと思ってます。
このアルバムを通しで聴くとなお泣けます。

この曲に関しては多くを語れないです。
なんか聴いてもらわないと。僕の言葉じゃダメな気がします。
これは説明放棄ではなく、率直な感想ですのであしからず。笑


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14曲全ての物語を見てきた人だけが見えるセカイがあると思います。
是非CDを手に取って、聴いて、fhánaのセカイに触れてほしいと思います。
名盤でした。



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