絶対閉めたはずのない玄関ドアが

気が付いた時には音もなく閉まっていました・・・

 

いやいやいやいや

 

もう限界なんだってば・・・

 

なんで勝手にドア閉まってるんだよ!

 

くそ!開けて逃げるぞ!!

 

そう思い切ってドアノブに手を伸ばしたその先で

 

ドアノブがググっと目の前で回りました。

 

目の前で回るドアノブを

どこか静かな気持ちで目にしながら

 

こっちは・・・

怖いのに・・・

嫌なのに・・・

 

ふざけんなあ!(ぶちん)

 

りゃあ!!!

玄関ドアに渾身の蹴りをブチ込んで

ドアに体当たりする勢いで

(痛いのは嫌なのでKを前にして)

ドアに向かって突っ込みました

 

うが!(K)

 

ぐあ!(不明)

 

ドアにKにアタックさせ開いたドアの出口から

一気に飛び出しました・・・すると

ドアの外にはTが転がっていました・・・

 

なんでTまでいるんだよ二人も連れていけんがな

そう思いつつも仕方なくTを助け起こして車に向かってあるきだしました。

(Tがいた理由は分かってましたが気が付かなかった事にしました)

 

・・・後ろは振り返りません。

 

ジャリ

 

・・・後ろも過去も(Kでドアオープンとか)振り返りません

 

ジャリリ

 

・・・振り返らないったら振り返らない

(Tにドアぶち当てたのも振り返らない)

 

ジャリリリ

 

・・・いやもう知らんて

 

車の扉を開けたIがこっちを見ながら

ナニカアワアワしてますが・・・

 

・・・振り返らないっす

 

変に足が重く感じても

肩を貸してるKと手を引っ張っているT以外に

ナニカにまとわりつかれている気がしても

とにかく進みます・・・

 

なんかもうこっちの後ろを見てるIは車を置いて

バトンを受け取る直前のリレー選手かのように

体は向う首だけこっちに向けて微妙に

助走開始していましたが・・・

 

振り向かないったら振り向かない!

 

そしてKのアパートの敷地を一歩外に出た瞬間

足の重さもなくなり、まとわりつかれる感覚も消え

Kは「鼻いてええええ」

そしてTも「鼻いてええええ」

と同時に叫びました・・・仲いいなオマエラ

 

いてえいてえと騒ぐKとTを

なんじゃこいつらウルセエナな・・・

(・・・犯人は俺ですが)

そう思いながらも車に向かうと

Iは、バトン受け取り体制を解除しながらも

視線は私たちの後ろに向けたまま青い顔をしていました。

 

うん、なんかいるんだろ? ワ カ ッ テ ル

 

でも・・・振り返らないったら振り返らない!!!