まぁ1幕の見せ場は、出会いもそうですが、アニーが盲学校の仲間からヘレンへとお人形を託されてきていて、それを渡したシーンが大事!!

お人形を渡すだけでなく、そこで彼女の手に、(doLL←わざとしてます)と綴りを教えるのです。これに最初は?な感じのヘレンですが、人形で遊ぼうとすると、渡してもらえず、手にこの形をあてられるので、仕方なく同じようにして返すのです。そしてやったと言わんばかりの顔をして、ガチャリと鍵をかけて出て行くのです。もちろん鍵はヘレンが持っていて、アニーは部屋の中に閉じ込められます。

その後のヘレンが凄い!!

みんながカギを探し回っている間は、知らんぷりしているのですが、騒ぎが収まった後、自分の周りに人がいないか人形を振り回して確認して・・・・・。

ポンプ下の排水溝のふたを開けて、口の中から鍵を出して勝ち誇った顔をしながらポチャンジャックにやにや

アニーならずも


「この悪魔!!」


と言いたくなる意地の悪い顔をしてました汗


一幕はここで終了。

二幕は、有名な格闘食事シーンです!!

もう、楽しみで楽しみでワクワクとして観てました。

まさに修羅場!!

そうですね、お子さんを育てていらっしゃる方ならお分かりになると思いますが、まず椅子に座りません、手づかみで食べようとします、それを阻止されると、2歳児のように大暴れ!!

叩く、つねる、蹴る、投げる、噛むとありとあらゆることをして、アニーにはむかうヘレン!!

それに、押さえつける、叩く、座らせる、握らせると普通のお母さんが、0~2歳児にするお食事のしつけ・・・

それを、6歳児とするのだから堪ったものではないですが、彼女は20歳と言う若さと、ある意味本当の愛情でヘレンと向き合っています。

普通に観たら虐待のように見えるのかもしれませんが、大事なことは、


「いけないことは、いけない


と教えてあげることなんですね、ヘレンは3重苦だったために親から可哀相という変な愛情で育てられてしまい、本当に必要な愛情を受けてこなかった悲しい事実がその場面に出されていると私は感じました。

その場面の終わりは、クタクタになって出てくるヘレンと、ボロボロになって出てくるアニー


「ヘレンは椅子に座って、お皿からスプーンを使って食べました。そして、ナプキンを畳みました。」


これだけのことですが、今までただの野獣として生活していたヘレン、母親のケイトには大きな光が見えた瞬間だったのかもしれません。

その後に、2週間、家族から離してヘレンと二人だけで過ごしたいとアニーが提案した時、賛同して夫を説得したのは、母親のケイトでした。


続く←まだ続くんかい!!