インド旅行記 第5話
私がインドで最も恐れていたこと。
それは『狂犬病』
狂犬病での年間死者数は世界で約5万人。
そのうちの60%にあたる3万人がインドでの犠牲者だって言うんだから、
そのうちの60%にあたる3万人がインドでの犠牲者だって言うんだから、
はっきり言ってヤバすぎる・・・
日本は島国だから、狂犬病の恐ろしさがあまり知られていないけど、
噛まれるだけじゃなく、感染してる動物に傷口を舐められたり、
クシャミで飛んできた唾液が当たっただけでも感染する可能性があるっていうんだから驚き・・・
しかも、噛まれた後、ワクチンを打ったとしても、発病する可能性を下げられるだけで、
発病を100%阻止することは出来ず、
発病するまでは、狂犬病にかかっているかどうかを調べる手立てもないらしい。
そして、、、発病したら最後、
治療法はなく、100%死に至ると言う恐ろしい病気・・・
実は私、インド旅行に出発する1週間前くらいにガイドブックを読むまで、
狂犬病について、全然詳しく知らなかったから、
もちろん予防接種も何も受けずに行ったんだよね。。。
その狂犬病の恐怖を目の当たりにしたのが、3日目の朝。
その日は先に私達のホテルにお迎えが来たから、
その日は先に私達のホテルにお迎えが来たから、
バスの1番前の席に座って、違うホテルに泊まってる人達を迎えに行きました。
バスにみんなが乗り込んで来ると、
バスにみんなが乗り込んで来ると、
近くに住んでる現地人が物を売り付けようとバスの入口まで近寄ってきます。
これはインドではよくある光景。
その現地人達を交わしてツアーの人達が全員が乗り込んだその直後、
興奮状態の犬が、バスの入口付近にいた現地人に噛み付いたっっ!!
バスの外の現地人達はもちろん大騒ぎで、
噛まれた人は近くのベンチに運ばれて、周りにはすごい人だかり。。
でも、ツアーの中でその事態に気付いたのは、1番前に座ってた私と友達だけで、
一歩間違えば自分達が噛まれていたかもしれない乗り込んで来た人達は全く気付いてない。。
一歩間違えば自分達が噛まれていたかもしれない乗り込んで来た人達は全く気付いてない。。
ドアもまだ開いてたし、いつ興奮状態の犬が乗り込んできてもおかしくない状況に、
私と友達は気が気じゃなかった・・・
現地ガイドさんはその事態に気付いてたけど、
他のツアー客に気付かれないように知らん顔してバスを出発させただけ・・・。
動き出したバスから見た外の空き地には恐ろしい数の野良犬がいて、
もし、こんな中を歩いたら・・・と思うと本当にぞっとした・・・
あの現地人は、ちゃんとワクチンを打てたんだろうか・・・
あれからもう2年弱、発病してたりしないだろうか・・・
もしかしたら、もう死んでしまっているかもしれない・・・
そう考えただけで、軽い気持ちで訪れた自分の無防備さに寒気がする・・・
ここから先のインド旅行は、とにかく犬に怯えながらの観光になってしまいました。。。
出来るだけ、犬に近寄らないように、出来るだけ目を合わせないように・・・。
何とか無事に日本に帰れますように…とただそれだけを祈って・・・
出来るだけ、犬に近寄らないように、出来るだけ目を合わせないように・・・。
何とか無事に日本に帰れますように…とただそれだけを祈って・・・
何も知らないツアーの人の中には、寝ている犬を見つけて、
『あ、ワンちゃん』
・・・と、近づいて行く人までいる始末。。。
無知ってほんと恐ろしい・・・
インドは、本当に魅力的な国ではあるんだけど、
やっぱり、その国の現状をしっかり知った上で訪れなきゃいけないんだなぁってことを、
改めて感じた旅行になりました。。。
皆さんも、もし、行かれる際には、くれぐれも野良犬には近づかないように気をつけて下さい。。。