JR福知山線脱線事故で、神戸第1検察審査会の起訴議決に伴いJR西日本の井手正敬(74)▽南谷昌二郎(68)▽垣内剛(65)の歴代3社長が強制的に起訴されることを受け、神戸地裁は29日、公判などで検察官役を務める「指定弁護士」として兵庫県弁護士会の3人を指定した。

 元裁判官の伊東武是(65)▽県弁護士会「犯罪被害者支援委員会」委員長の河瀬真(39)▽同事故の審査で審査補助員を務めた奥見はじめ(43)の3弁護士。この日、地裁からの依頼を受け、県弁護士会が推薦した。

 同事故では、捜査資料が膨大で、起訴議決を受けた対象が3人に上ることや、公訴時効が来月30日に迫っているため、指定弁護士は必要があれば、増員を地裁に求める。

 指定弁護士は起訴状を作成、公判で冒頭陳述や論告求刑などもする。検察審査会法では指定弁護士の人数について規定がなく、同様に起訴議決が出た明石歩道橋事故では3人が指定された。【吉川雄策】

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