出会って3年、お互い適齢期で結婚
2人の子宝に恵まれ
順風満帆な2人

周囲からはそう思われていたかも

実際はそうでもない
セックスレスだったし喧嘩もしょっちゅう
私は本気で嫌いと思ったことも少なくないし
離婚したらどうやって生活するかとシュミレーションしたりもしていた

あの日も割ときつめの言い合いをして、
かなりの苛立ちを抱えたままベッドに入った
(うちは長男が生まれて割と早期に旦那とは寝室を分けている)
イライラし過ぎて寝付けずに携帯をいじっていたら、
叫び声が聞こえた気がした
壁を蹴るような、何かが床に落ちたような音も

旦那が寝ぼけてベットから落ちたのか?
ザマーミロでもここで無視するより、あえて声かけた方が人として格が上では?
しょうがない見に行くか…

時間は深夜2時
旦那の寝室を開けると、
見開いた目がグルグルと回り手足をめちゃくちゃに暴れさせ、声にならない呻き声を上げた旦那の姿

一瞬頭が真っ白になり、
慌てて声をかけるけど治らない

これ癲癇発作だ😨
昔飼ってたチワワが癲癇持ちだったからすぐ分かった

震える声で119にかける
"救急ですか?消防ですか?"
落ち着いたオペレーターの声がすごく頼もしく感じた


深夜2時、当時年長の息子と入園前の娘はよく眠っている
子どもたちはどうしよう??
こんな時、近所に親や親戚の居ない身は辛い
ご近所を頼るにも、時間が時間だし…
よく寝ているし置いていく??
いやいやいやそれは無理でしょ…

結局、息子を無理やり起こし、何をしても起きないタイプの娘は抱えて行くことにした
緊急事態と伝えると、分からないなりに息子は支度を手伝ってくれ、初めて乗る救急車に興奮するかと思いきや、パパの異変に緊張しているようだった

救急車に乗り込む頃には夫の症状はだいぶ落ち着いていて、救急隊員の方に名前や日時を聞かれて答えたりしていた。
まだまだボーッとしてしていたけれど、話していくうちに目が覚めるようにハッキリと喋れるようになっていって安心した。



しかしそんな安心もつかの間、到着した病院で
恐ろしい検査結果を知る…


分かったのは、右前方の上部に玉子くらいの腫瘍が見つかり
境界線が少しボヤけているから、良性腫瘍の可能性は低いけれど、詳しいところは手術して採ってみないと分からない
その手術は、すぐでなくてもいいけれど、半年一年と様子見していいものではないよ
ということ


悪性脳腫瘍???
漫画だったら
ガーーーーン
という効果音が出ていたはず


深夜人気のない病院の会計窓口で
なんだかとんでもないことになった
という事以外は何も分からず
夫婦でポカンとしてしまった、
あの日が全ての始まりだった