こんにちは。なかそねです。
今日は、過活動膀胱と頻尿の違いについて・・。
ドラッグストアで勤めていた頃、割と多い相談の一つだった『頻尿』。
特に女性に多く、膀胱炎に並んで頻尿や尿漏れといった症状でドラッグストアへ相談に来られる方は意外に多いんです。
しかし、即効性のあるお薬が市販薬にはなく、また原因の特定が出来ないため(診察や検査ができませんから)、結局は『病院へ行ってください』となってしまうこともよくありました。
そんな接客経験の中で、あまり理解されていなかったのが、過活動膀胱と頻尿の違い。
膀胱には筋肉があり、伸びたり縮んだりすることが出来ます。
最大で1リットルくらいまで、尿をためておける容積があるそうです。
そして、膀胱がいっぱいになると、筋肉が縮んで排尿するわけですが、頻尿も過活動膀胱も、この伸び縮みが上手くいかなくなることによって起きます。
尿が少ししか溜まっていないのに尿意を催してトイレに行く・・。
夜中もトイレで目が覚めてしまう・・、というのが頻尿です。
おしっこが溜まって膀胱が刺激されると、脳に「おしっこを出せ」という指令が出るんですが、このメカニズムに何らかの要因で障害が起こり、
水の流れる音を聞いたり、トイレの便器を見たりしただけで、強い尿意が起きてしまうのが、過活動膀胱。
我慢できなくて漏らしてしまいそうになることもあるので、気になって何度もトイレに行ってしまう・・というお話をよくお伺いします。
このように、強い切迫感があるのが過活動膀胱の特徴です。
更年期の女性に多いと言われていますが、私の接客経験では30代の女性からの相談も珍しくはありませんでした。
よく話を伺ってみると、産後だったり、疲労やストレスが溜まっていたり・・という状況がありました。
治療には、やはり専門医による診断が不可欠なので、泌尿器科へ行くようアドバイスするんですが、抵抗を感じる女性はすごく多いですね。
気持ちはよく分かるんですが・・、
専門の治療薬や、改善のための訓練法などで劇的に改善することもあります。
最近は女性の泌尿器科医師も増えてきていますので、気になる症状がある方はネットで検索するなどして、病院へ行みてください。