リーベ: 今日は
朝子のひととなりだね。
前回は人望のある主人公の夫の話を書きました。
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第1章
発覚は留守電
第2話
朝子のひととなり
札幌から栗山町までの行き来は
公共機関で便は悪く
車の運転ができない朝子にとっては
足繁く通うことはできません。
また学生生活の二人の息子がいるため、
なかなか泊りで行くこともできません。
朝子にとって夫にできることは
持ち帰ってくる汚れ物の洗濯と
日曜日の夜赴任地に出かける夫の為に
明くる日の朝と夜のお弁当を作って持たせることくらいでした。
結婚して20年弱の夫婦でしたが、
その頃には
ほとんどと言っていいほど夜の営みはなく、
40歳を過ぎたばかりの女ざかりの朝子にとって
「セックスレス」の生活は他人には言えない苦しみが有りました。
時に寂しくなり
自ら夫にせがんだこともありましたが、
夫からは
「それしかないのか」と冷たく拒否されそれ以来自ら求めることはなくなって、
正真正銘のセックスレス夫婦になりました。
でもその頃は夫の仕事が忙しく疲れているのだと朝子は信じていました。
朝子は持ち前の明るい性格から
ご近所の二組のご夫婦ととても仲良くしていて
「セックスレス」の悩み以外は
二人の息子たちと幸せに暮らしていました。
続く
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メルシーにスタイをプレゼントしてもらいました。
明日もいい日になりますように