リーベ

りーべへの愛は今も変わらない

 

 

今日メルシーの散歩で見た木で

[最後の一葉]のお話を思い浮かべました。


皆様もご存知だと思いますが・・・・・


最後の一葉のあらすじ

(少し長いですがお読みいただけると嬉しいです)

 

貧しいながらもひたむきに画家を目指す、

ジョンジーとスーというふたりの若い女性が暮らしていました。

ところが不幸にも、

この地域で肺炎が蔓延し肺炎はジョンジーをも襲います。

とうとうジョンジーはベッドの上で寝たきりになってしまいました。

そんなある朝、

ジョンジーと一緒に暮らすスーに、

医師が「助かる見込みは ないと告げます。




「ジョンジーは生きる気力を失っている。

将来への希望さえあれば助かる可能性が高まるのに」。

 

ジョンジーはすでに生きる希望さえも捨て、

窓の外に目をやり、

隣りの煉瓦の建物をぼんやりと眺めていました。

そして、煉瓦の壁を這う、

枯れかけた蔦の葉を数え、

「最後の一枚が散るとき、わたしも一緒に行くのよ」。

とスーに言います。


スーは必死で励まそうとしますが、もはや死への覚悟を決めたジョンジーにその言葉は届く筈もありません。

スーにできることは窓を閉めてジョンジーに葉を見せないようにするくらいです。

困り果てたスーは

階下に住む老画家を訪ね、

ジョンジーの幻想のことも話します。

 

ベーアマンという画家は、

口でそんな幻想を「馬鹿げている!」と一刀両断し、

「ここはジョンジーのような素敵なお嬢さんが病気で寝込むところじゃない。

いつか、わしが傑作を描いたら、

わしらはみんなここを出ていくんだ!」と、スーを罵ります。

その夜、みぞれまじりの激しい風雨が吹き荒れます。

次の朝、

ジョンジーは窓の外を見たいとスーに命じ、

スーもその言葉に渋々ながら従います。

すると、蔦の葉がたった一枚だけ、

激しい風雨の後にも関わらず残っていました。

 

フリー素材_花画像サンプル-ポップ・紅葉


それを見たジョンジーは「これが最後の一枚ね」。

と言い、

「昨晩のうちに散ると思っていたんだけど。

 でも、もうあの葉は散る。

一緒に、私も死ぬ」。と、


次の夜にも激しい風雨が吹きつけます。

しかし翌朝になっても最後の一枚となった葉が壁にとどまっています。

ジョンジーは横になったまま、 

長いことその葉を見ていましたが、自分の考えを改めます。


そして実は、

最後に残った1葉は、ベーアマンが嵐の中、

びしょ濡れになり、煉瓦の壁に描いたものだったのです。

 

今日のメルシーの散歩の時に、

何度かブログに載せている木の葉っぱが落ち

最後に1枚だけ残っているのを見てこの物語を思い出しました。


こんなに沢山あった葉が



今日はたった一枚になっていました。



 明日もいい日になりますように