リーベ: 母ちゃんに
メルシー: ん?
リーベ: とっても辛いことが
メルシー: あったの?
リーベー: もう15年以上前の話だけどね
メルシー: そうなんだ!
リーベ: 母ちゃんは
メルシー: うん
リーベ: 自分の胸をかき抱いて
メルシー: うん
リーベ: 咽び泣いていたよ。
メルシー: その時リーベ姉ちゃんは
リーベ: ずっと母ちゃんの傍にいたよ。
15年以上前のこと、
傷心の私は札幌を離れひとり奈良に来ました。
理由は今は書きません。
ただこれからは
どんなに辛くても苦しくても悲しくても
もう泣くことはしまいと心に難く誓いました。
奈良の片田舎の事、
女一人と3匹のパピヨン、
田舎の人たちは興味津々で私のことを観察し、
陰でコソコソ噂話をしているようでした。
洗濯物一つですら、噂話の種になったようです。
着の身着のままで札幌の家を飛び出してきた私は
たちまち生活に困りました。
取り敢えず職探し、
パートで働く収入なんてたかが知れています。
それでも何とか生活をしてきました。
夜になると別れてきた子供たちが恋しくて、
寂しくて・・・・・・・
こんなに辛くて悲しい感情は今に私を狂わすのではないかと思うほどでした。
何度も病院に行こうかと考えましたが、その費用さえ私には無かったのです。
よく精神を病まずにいられたと思います。
それはリーベをはじめラーラやオンディーヌが
傍にいてくれたおかげであると思っています。
今日はそんなことを思いだした日でした。
ふとこんなことを思い出したのは、
私の周りで鬱になる人が増えてきたからです。
コロナの関係もあるのかもしれません。
精神を病むことと鬱とは似て非なるものかもしれません。
どうかブロ友の皆様の心が平穏でありますように。
明日もいい日でありますように