母: りっちゃん、

リーベ: なあに?母ちゃん

母: りっちゃんがまだ生まれていないときの事だけどね。

リーベ: うん。

母: 母ちゃんには色んな犬との出会いがあるんだよ。

リーベ: 前に飼っていた、コリーとかシェルティーの話?

母: ううん、今日はよそのワンちゃんの話だよ。

リーベ: 聞きたいなぁ~

母: そう?それでは少しずつはなそうね。

リーベ: うん。

 

 

前に札幌在住の時に

「わんわんニュース」という新聞を発行していたと書いたことがありました。

 

札幌の家には、不思議と色んな犬がやってきました。

一番大きな犬はゴールデンレトリバー

ずいぶん昔のことで名前は忘れましたが、

ある朝、我が家の庭に紛れ込んでいました。

とってもおとなしい犬で、ずっと我が家にいたようにノーリードでもどこにも行きません。

 

そのころ我が家にはパピヨンが居りましたが、

別に悪いことをするわけでもなく一緒に庭で遊んでいました。

新聞の地方版に

犬のコーナーとかもあり、そこに

「迷い犬、ゴールデンレトリバーを預かっています」

と広告を出しました。

 

幸い広告を出した次の日、

飼い主から連絡があり迎えに来られました。

飼い主に引き渡し、安堵したのもつかの間、

1週間も経たないうちに、

又我が家に舞い戻ってきたのです。

連絡先を聞いていましたのですぐに連絡をし、

迎えに来てもらいました。

そして家から出ないように、

しっかり管理してもらうようにお願いしました。

 

 

 

とてもショックなことですが、こんなこともありました。

朝、私が用事があり出かけようとして玄関を開けると、土砂降りの中、ガレージの前に

パピヨンが3頭ケージに入れられ置かれていました。

「育てることができません。どうかよろしくお願いします」

とメモがありました。

その時私は介護の仕事をしていたので、

どうしても出かけなければなりません。

後ろ髪を引かれるまま、

雨に濡れないように、ガレージの中にケージを持ち込み水だけおいて出かけました。

びしょびしょに濡れた被毛を拭いてあげることもできないままでした。

 

仕事を終えて、一目散に帰宅しました。

3匹のパピヨンは不安そうに震えていましたが、

取り敢えず、家に入れシャンプーをしてあげました。

きっと大切に育てていたであろう、

3匹のパピヨンは性格もよく 

可愛いパピヨンたちでした。

それから私は里親探しに奮闘しました。

幸いに、それぞれ優しいご家族に引き取られて行きました。

 

よくよく考えてみると、

「わんわんニュース」という新聞を興味のある方に郵送をしていたのを、

地方新聞の記者の人の目に止まり、

我が家まで取材に来られ

パソコンの前にA4サイズの

「わんわんニュース」の新聞を持ちながら座る私の顔写真と共に

地方新聞に掲載されたことがきっかけのようです。

 

又、私には忘れることができない、1匹のパピヨンとの出会いがあります。

記憶をたどってそのパピヨンのことも書いてみたいと思います。

 

明日もいい日でありますように