母: りっちゃん、今日も一日雨だったね。

リーベ: そうだね。

母: 蒸し暑くてこんな日は体が怠いよ。

リーベ: 母ちゃん、今朝起きるの遅かったね。

母: 又早起きして、ウオーキングに行く予定だったけど

リーベ: うん。

母: 目覚めたらすごく雨が降っていたので二度寝したよ。

リーベ: それで遅かったんだね。

母: お陰で起きるの遅くなっちゃった。

リーベ: そんな日もあっていいよ、母ちゃん。

 

 

 

リーベ誕生秘話・第3話

 

 

リーベがすくすく育っていくのに反して、オンディーヌの体調は良くありません。

下痢もしています。

低カルシューム血症を心配して再度動物病院に連れて行きましたが、

その心配はなく初めての出産で疲れているのだろうということでした。

高栄養の缶詰をもらって少しづつ食べさせることにしました。

下痢についてはリーベを出産した際に出る胎盤を食べたことに寄るのでこれも心配なさそうです。


リーベは誕生直後は自力でおっぱいが飲めないので、大切な初乳を飲ませるため、

オンディーヌのおっぱいを絞って飲ませました。

初乳は栄養的にすぐれているだけでなく、母犬からの免疫が含まれているので(母子免疫)、

その後の子犬の成長に非常に重要です。
 

幸いなことにオンディーヌと同じ時期に出産したパピヨン(ティアラちゃん)からおっぱいをもらうことになりました。

ティアラちゃんはオンディーヌの3倍くらいあるパピヨンで、

しかも赤ちゃんは1匹でティアラちゃんのおっぱいは溢れるくらい出ています。

ティアラちゃんはとても優しいパピヨンでりーべにも我が子のようにおっぱいを飲ませてくれました。

こんなふうに奇跡が重なってリーベの物語が始まります。

 

ティアラちゃんのおっぱいはたくさん出ます。

 

ティアラちゃんの優しいまなざし

 

おっぱいをもらった後はオンディーヌがお世話をします。

 

 

リーベも少しずつ体調が戻り、食欲も出てきました。

 

リーベ、順調に体重も増えています。

もう少しお付き合いくださいね。

明日に続く