廃棄物の有害特性に応じた排出方法
続きです。
生態毒性を有するもの
生態系に放出された場合に、生物濃縮や生物系に対する毒性作用により、環境に対し即時または遅発性の悪影響を及ぼす恐れのある物質を含む廃棄物を排出する場合に
は、絶対に漏洩、流出、飛散等の起こることのないよう完全密閉容器を使用する等の対策を施すこと。
有害物質を生成するもの
廃棄物等を処理することにより、有害物質を生成する可能性を有する廃棄物は、生成が予測される有害物質についての情報を提示すること。
臭気刺激性を有するもの
臭気や刺激性を有する物質を含む廃棄物を排出する場合には、
・分別排出
・少量単位での小分け
・絶対に漏洩流出飛散等の起こることのない完全密閉容器を使用
等の対策を施すこと。
これに該当するものとしては、メルカプタンやアンモニア等の「悪臭防止法」で規定された物質やホルマリン、ピリジン、フェノール等の不快臭や刺激臭を発生する物
質がある。
共通事項
上記(1)~(16)の特性を有する物質を含む廃棄物を排出する場合には、特性や内容 に関わらず特に次の事項について厳守すること。
・運搬容器への内容物表示
・取扱方法についての情報提示
・漏洩・流出・飛散防止のための対策
・その他注意事項表示もしくは提示
奥興業
大阪府泉南郡熊取町成合西2230-42