私を上海へ連れていって✨ | 宇宙からのメッセージ

宇宙からのメッセージ

「宇宙からのメッセージ」はライター・おくのゆかの直感+思考のエッセイです。自分らしく自己実現するためのヒントになりますように。

閃いたら、即実行を心がけています。

最終的に形になることがほとんど。

実際は、実行を継続して、なるべく閃きに近い形にしています。

今回は、東京国際映画祭のある10分の映像を観ませんか?
という依頼からはじまりました。

上映リストでは、初日朝一番の上映で、その上映時間が10分
のフッテージだったので、「きっと、チェン・カイコー監督は
まだ編集中なんだろう」と思って視聴予定には入れていません
でした。

後から聞くと、依頼した本人はすでに作品になっているもの
だと大きな勘違いしていたそうです。

依頼があったのは、上映日の前日の夜。

京都から東京行きの新幹線はすでに終わっています。

翌朝、東京に着く夜行バスを調べると、受付でプレスパスが
スムーズに受け取れれば、ギリギリ上映に間に合いそうなので、
30分で支度をして深夜の京都駅へ。

平日なので、高速バスの運賃は2,000円もしなかった(笑)。

バスの座席も空いており、空席に移動して横になって寝ました。

時間よりも早く東京に着いて、通勤ラッシュ前に六本木へ移動して、
一番に受付をして試写会場へ。

試写待ちは二番目だったのですが、すでに半分以上を視聴した
という一番乗りのベテランの記者さんから、良かった作品や
各スクリーン会場の癖なども教わって一番良い席で観ること
になりました。

上映内容は、予告編だと思っていたのですが、東京国際映画祭
のためだけのフッテージに仕上がっており、僅か10分の作品
なのに、ディナーに例えると、前菜でお腹いっぱいで満足なのに、
全部食べることになったら、どうなってしまうのだろうという
全編を観る期待感が大きく膨らむものでした。

それだけ、映像から伝わってくる監督さんや製作側の気迫や
情熱などのエネルギーがすごかったのです。

なので、この作品に関連する取材を入れました。

当日の夜には、一般試写の舞台挨拶があったので、この取材にも
入らせてもらいました。

日本と中国の豪華なキャスト人たちが勢揃いする中、彼らがみな
口にするのは、本国で編集作業に追われている監督の映画作り
に対する情熱の熱さに触れたものばかりでした。

10分のフッテージ映像でも、制作秘話など、聞きたい質問が
山のようにわいてくるので、監督の来日時には、個別や囲み
取材をしたいと打診。

翌朝は、日本と中国の合同映画製作の記者会見があり、この作品
の関係者さんたちも参加されるので一番乗りで取材に行きました。

日本の政府の人や日中の映画関係者さんたちによると、共同製作
によって、新たな映画市場を開拓するだけでなく、人と人との
友好も深めていくという点にとても興味が湧きました。

この作品のように、唐の時代には、日本の遣唐使たちが唐の
長安に行って文化交流を深めてきたポジティブな関係性を
映画を通じて現代の両国の人々が思い出すきっかけになれば
というコメントに強く心が響き、12月の上海でのワールド
プレミアを取材したいと思ったのです。

という経過で、12月に上海へ行く準備をはじめたら、フライト
と宿泊で2万円もしないことが分かり、最終的に空港滞在を含む
3泊5日で約15,000円で上海に行くことになりました。

フライト代金の都合で、日帰りや1泊よりも数日滞在した方が
総体的に安いので、上海の映画館やスタジオ巡り、B級グルメ
楽しむ予定です。

これまでに、英国領時代の香港や台湾には行ったことがあっても、
中国本土へは、旅行や留学の機会があったものの、日中情勢で
いつも白紙になって、全くご縁がありませんでした。

これを機会にご縁ができると嬉しいです。


《作品紹介》