夢の舞台
って言ったら叶えられない
程遠いものとなってしまうのかな
今時間が経ち
東京オリンピックのことを振り返ると
夢みたいな時間だったと思うくらい
一瞬で儚い時間だったと思う
リオからの5年
2018年末に全てをかけて東京オリンピックへ向かうと決めて、プロになり
負け続けた2019年
コロナ禍で試合がなくなり、練習の日々で己と向き合い自分の強みを理解出来た2020年
そして、本番の2021年7月末
正直なところ楽しみ、いよいよという気持ちよりも、不安な気持ちとやっと答え合わせ(終わり)が見えてきた。という思いでした。
延期になり+1の1年
延期になった時はボーナスステージになるよう、もっと自分が強くなれるように過ごしたいと意気込んだのが2020年4月。
1日1日変わり映えのない日々でしたが、そんな毎日を継続していくことで強くなっていると実感できて、充実感もありました。
ただ+1の後半は徐々に気持ちの部分で余裕がなくなってきてしまいました。
近づいていくけれど、コンディションやプレーの感覚は崩れていく。
時間がない。何から手をつければいいのか。
焦りと不安とオリンピックがこのまま開催されていいのかという葛藤があり、終わりが見えてきた安堵を感じてしまうこともありました。
そんな直前に
所属先である太陽ホールディングスの社員の皆様がオンラインで壮行会を開いてくださいました。
こんなにもたくさんの人が応援してくださっている。オリンピックを楽しみにしてくださっている。ということを知り、驚いたと共に、強く背中を押されたことを今でも覚えています。
より身近な人の応援が、サポートが、どれだけ心強いかが自分の感情を通じて理解することができました。
そこからは邪念なく、まっすぐオリンピックに向かっていくことができました。
しかし、、、
儚い舞台は一瞬にして過ぎ去っていきました。
終わった
試合が終わった瞬間
私の頭に浮かんだ言葉です。
この言葉が一番最初に浮かんだからこそ
「5年間の答え合わせが終わった。」というインタビューに結びついたのだと思います。
東京オリンピック
皆さんにとってはどのようなものだったでしょうか。
そして、改めて
スポーツは不要不急だったのでしょうか。
無観客だったのでテレビの中でしたが、時を忘れ現実から少し離れて没頭する時間になってくださっていたら
スポーツの価値、スポーツのもつ本当の力が改めて皆さんに届いたら光栄に思います。