実は最近、卒業しました。
いのちを張った仕事、高齢になったので卒業しました。
ずっと、現場作業員でやってきて40余年。
やっとの卒業です。
あ、でもまだまだ仕事はします、年金も少ないですしね。
重労働で危険な作業員ではなくて、安全な軽作業をやりたいです。
これからは静かに、高齢者らしい仕事をしたいです。
重労働、高所作業や毒ガス充満の中での仕事、そして粉塵やNBC。
化学品も危ないですが、放射線に細菌やウィルスは見えないので手強かったです。
いろんな危険な仕事をやってきました。
怪我も多かったですが、生き残ったのも不思議です。
時代は昭和から平成そして令和へ。
残念ですが、僕の作業経験を伝えることは出来ません。
今の若者に、そんな危険な作業はさせられません。
過酷な環境の中へ突入して行った、昭和の作業員たち。
戦後の復興と高度経済成長を支えた労働者たちです。
それはしかし、もっと過酷な環境があったからです。
シベリア帰り、炭鉱出身者、そして特攻隊の生き残り。
そんな先輩たちは、もっと重労働に耐えました。
令和、平和な時代が続くことを願っています。
去り行く高齢者の独り言でした。


