こんばんは、ギターのヒルタです。
最近読んだ本で、昨日のサイキくんの発言への回答(?)になりそうな言葉があったので紹介します。
「ジョナサン・ハリスは有名なアーティストで、そのプロジェクトは、人間感情への好奇心を追求する複雑な試みです。ハリスは私に彼の作品に愛が複雑な役割を担っていることを打ち明けてくれました。
『僕の創作にとって愛は一番大切なものだ』と彼はいいます。
『愛は人を引き付けて、最後まで助けてくれる。でも、それと反対の不思議な面もあるんだ。最後にできあがったものは、最初に感じたことや最初に見たビジョンに比べると、まったくの失敗に思える。完成したものが失敗だと思わないときは、真剣に取り組んでいないってことなんだ。なにかを心から愛してしまうとき、それを理想化して、現実には手に入らないものを心に思い描くからだ。その感情は純粋すぎて、それを実際に感じられるものを創ることはできないから、結局がっかりすることになる。だから最初に見た夢が美しければ、その分失望が深くなる』
(中略)
みなさんはこの古いことわざを聞いたことがあるでしょうか?
『だれかに大好きなことをやめさせるにはどうしたらいいか?金をはらえばいい』
このことわざは、大好きなことが仕事になると、情熱が失われる、という意味です。
(中略)
愛が生み出す作品が、自分の手を離れて他人の手柄になると思うと、自分をうしなってしまうのです。
自分の作品を純粋に愛し続けるのは難しいことです。他人が押し付ける期待や報酬が目的になると、情熱は失われます。金銭などの古いインセンティブに動かされる情熱は、すぐに消えていくでしょう。自分の作品そのものがご褒美であることを忘れず、結果よりも過程を楽しむべきです。
(中略)
業界を変革し、世界を変える人たちは、自分の愛することを心から知る人たちです。彼らが作品を生み出し続けるのは、結果ではなく過程を愛すからです。彼らは、夢と現実のギャップに失望しながらも、常に新しい取り組み方を模索し、愛を絶やさないように努力し続けています。」
今までに、何曲新曲を捨ててきたでしょうか?
今までに、何度ライブで落ち込んだでしょうか?
今までに、何回レコーディングに挫折したでしょうか?
正直、妥協からくるところもあると思いますが、それでもここまでやっているのは、この活動を真剣にやっているからなのでしょう。(特にサイキくんは!)そして、曲作り、ライブに向けた練習、ライブ中の演奏、休憩中のバカ話、そういったこのオッテク活動における過程が好きで、愛しているのでしょう。
今後もこの想いを忘れずに活動していけたらと思います(^-^)/