（仙台で３日間らしい）
ちょうど出張用に持っていく本を
探していったら…
いつもブログにコメントを貰っている
ウバにゃんさんが、学生時代
から友人と二人で書き続けた作品が
文芸社より出版になったとの事
（長年の夢をかなえたのは凄いですね）
さっそくAmazonで購入しました
Destiny ―遥かなる宇宙(そら)より―
仙台に連れて行きます
＜前回のブログの続き＞
藤子不二雄先生の代表作は？と聞かれたら
「ドラえもん」と、私なら答える
初期のパターンは
「のび太がいじめられる。
ドラえもんが道具を出して
相手をやっつける」
というのが多かった
のび太はメガネをかけて
チビで運動神経0で、いつも
いじめられる
この「のび太」を、そのまま主人公
にして、陰湿にすると「魔太郎」になる
（ドラえもんの道具の代わりに
「うらみ念法」という力を持っている）
自らが「いじめられっ子」だった
と言うだけあって魔太郎のいじめられ
ぶりはリアルだし、相手への憎悪は
少年漫画の枠を超えていた
ドラえもんで、こんな感じだが…
魔太郎では、こうなる
（どうですか？この陰湿さ）
メラメラメラ
「うらみ はらさでおくべきか！」
このセリフと共にいじめた相手に
対する復讐は凄まじい限りだった
（実際、魔太郎は何人も殺している）
バットで撲殺して、そのままゴミ捨て場
に捨てていく…
魔太郎は、復讐する時は何故か
黒マントにバラ柄のシャツを着る
マントは許せるとしても、この
バラ柄のシャツはどうか？と思ったら
実際に売っていた
（これ買う人いるのだろうか？）
この魔太郎、ある日突然…人間ではなく
魔族だったのが判明！
家族や友人に迷惑がかかるのを怖れ、
姿を消してしまって最終回！
あまりにも突然の最終回にビックリ
したのだが、そこにはこんな事情があった
「藤子不二雄Ａ 夢と友情のまんが道」
菅紘著より
全国各地から届いた
ファンレターを読んで驚いた。
みんな、現実に自分が
いじめられていることを
切実に訴えているのだ。
素雄の経験したものとはまったく
性質の異なる「いじめ」が、じわじわと
日本中に広がっていることをこのとき知った。
そして三年後、素雄は自分から
申し出て、この連載を打ち切る。
ファンレターから知らされる
現実の「いじめ」は、
どんどんエスカレート していて、
とてもこれ以上続ける気になれなかったのだ。
この作品について素雄がアニメ化
を断り続けているのは、
そんな思いが根っこにあるからだ。
この思いから
我孫子先生は、自ら残酷だと
思う25作品を封印
（中には、何故この作品まで封印
したのだろう？というのもあるのだが）
34作品の内容を大幅に変更した
（過激な復讐がソフトな内容に
変っている）
現在「魔太郎がくる」は新装版
として読める
しかしオリジナルの魔太郎は
永遠の闇に閉ざされてしまった
次回のブログは封印された作品を
実際に探求してみます
「うらみはらさでおくべきか」
メラメラメーラ
（PS： 002から004へミッションクリア）
（参考文献）
少年チャンピオンコミックス 旧版 全13巻セット
新装版でカットされた25話は旧版で
しか読めません。また、同じ話でも
旧版と新装版で内容が大幅に変更
されたのが34話あります。
魔太郎がくる!! コミックセット (中公文庫―コミック版) [マーケットプレイスセット]
魔太郎がくる!新装版 全12巻 完結セット
新装版 魔太郎がくる! 全12巻 完結セット (少年チャンピオンコミックス) [コミックセット]
愛蔵版 藤子不二雄ブラックユーモア短篇集
(第2巻) ぶきみな5週間
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