眠らない日⊿そんな日牛小屋に あがる歓声 夜業の灯と一句あり、牛の出産を詠んだもの。見守っていた人々の歓びをふくめて。解説に出産は時間を選ばないとあり、しかし労働基準法の改正で無制限に夜遅くまで仕事をつづけることができなくなった。今でも出産は見守られ続いている。生きていくことと労働の間に建てた壁。現在設計された労働感が社会を覆いつくしてほしくないと強く感じる一句だった。