【コメントへのご回答】いわゆる障害者の方と働くということ | 15分早く帰れる!【オフィス仕事術】

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前回の「いわゆる障害者の方と働くということ 」の記事に、ゆうへいさんからコメント をいただきました。どうもありがとうございます!



コメント欄ででお返ししようと思ったのですが、内容が長くなってしまうので、1記事としてご返信しますね。



私は健常者で、同じチームで障害者の方と働いたことはありません。でも、いくつか身近な存在だと感じる経験をしています。


 ●離れた部門で、時短で働いている下肢障害(歩行は大丈夫)の方とやり取りをすることがあった

 ●勤めていた企業に障害の方が多く働く部門があり、
  そこの健常者の方から仕事の内容について話を伺う機会があった

 ●小学校の近所に聾学校があり、運動会などではよく交流していた


などなどです。重度の障害の方とはあまりお会いする機会がありませんでした。なので、確かに私が記事を書く際に想定していたのは軽度の障害の方のことです。



重度の方でもいろんな部分や障害の程度の差があると思います。部門の責任者になったり、後進を育成することには向いていない症状の方も、もちろんあるでしょう。



しかし、今回の記事でお伝えしたかったのは、どちらかというと「軽度だけれど、障害があるということでチャンスがなくなっている場合があるのではないか」ということです。



動けないような深刻さではないのに、障害以外の部分を使って能力を発揮できる場が少ないのではないかと感じて書きました。



ゆうへいさんがおっしゃるように、「重度の方が働いて自立する」のは、物理的にも精神的にも、また経済的にも難しい状態であることは理解しています。ただ、今回のお話の中ではそこまでの程度の方については含めずに考えていました。



>健常者と同じようなスキルを要求されますか?

>知的障害や精神障害を抱えた方については、どう思われますか?



理想は、どんな症状の方でも「使える能力で自立して生活していくこと」だと考えています。これは特に障害と健常の区別なく、どの人にも当てはまることでもあります。英語が苦手だけれど日本語力が高いとか、歴史は苦手だけれど空間把握能力が高いとか。それと同じです。



障害者の方が能力を活かすための具体的な方策がすぐにあるわけではないのですが、せめてそういった視点だけは持っていた方がいいのでは、と思っています。



上肢に障害があるなら、足を使ってできる仕事はないのか。肩から先がない方が器用に足を使って生活されている例もありますよね。聴覚と視覚に障害があっても、まだ手足や皮膚感覚が残っているなら、それでできる仕事はないのか。



知的障害でも、コミュニケーションが問題なく取れる状態の方と、なかなか難しい方と両方いらっしゃいます。精神障害も同じです。その中で社会に参加する能力が何か1つでもあれば、どうにかそれを使う機会やチャンスがあるべきだと考えます。



現状を知る方から見ると、認識がまだまだ甘いかもしれません。受け入れる企業や上司もいろんな気遣いや制度的な配慮が必要で、それを「負担だと思うな」とは言えません。実際、大変な現場も垣間見ています。



ただ、今はまだむやみに閉鎖されているイメージの方が強い気がします。



こうやってご意見やコメントをいただくことでいろんな状況を学ぶことができればと思いますので、コメントは本当にありがたいです。これからもどうぞよろしくお願いします。



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