◎とある少女の言い訳 彼女は心に鍵を掛けたという。 「だから、誰とも話したくないのです。君も私に話しかけないでください。」 「それは困ったなぁ。僕には不可能だよ。」 「独りにさせてください。」 「独りにさせたら、君は独りで抱え込むだろう?」 「……。」 その少女の大きな大きな瞳から、これまた大きな大きな雫が零れ落ちました。 あまりにも美しくて、僕は彼女を見つめるばかり。 「鍵、なくしちゃった。だから、君が見つけてよ。」 「それはどういう意味?」 「好き。」 とある少女の言い訳。