久々に韓国の仁川という町に来ている。空港に近い「新都市」という意味のところだが、人間が住む街としては大失敗作だ。市場も小さな駄菓子屋も一切なく、路地も一切ない。街づくりに一抹の香りも感じられない。無味乾燥なコンクリートの塊が並べられているだけだ。窓から見える範囲だけでカラオケ店が14〜5ヶ所もあり、建物の裏側にもびっくりするほどカラオケ店が並べられている。更に何故か按摩店も多く、系統も様々だ。中華風、タイ風、韓国風(?)、東南アジア風、古式風などなど。ネット博打屋のように見える怪しい花札が書かれている店も見えるだけで3軒、わずか70メートルしかないスーパーまでにも2軒ある。営業しているのかどうかわからないが、見ていて健全には見えない。

 

 明らかに観光客?トランジット客用の町のようで、心が落ち着くのは自然の森道だけだ。道は細く美しく歩きやすい。太い桜の木が多いのが目立つ。相当の年月が経っていたのだろう。セミの抜け殻がいっぱい残っている。小指の爪のような大きさのセミの抜け殻もあった。こんな小さな蝉がいるのか。初めて拝見! 驚きだが毎回新鮮に感じる。

 

 さて、人間界は大変だった。飲食店の味が悪すぎるけど値段のみが超1流だ。軽食でも日本の2倍近いので毎回驚かされる。しかも一人で飲食店に入ると店員から止められる。一人飲食は商売妨害とみなされているようだ。歩道のブロックもきれいに並べられているところが見当たらない。カメラを片手に調べてみたら、きれいなところが3メートルも続かない。実に情けない。工事がわるいのか材料が悪いのか、全く理解できない。

 

個人経営の小さなスーパーの野菜の多くはすでにしなっている。新鮮ではなく、畑の土がたっぷりついていて見た目が汚い。

 

 この無感覚・質の悪さは文化なのだろう。

 

 今日は初登場!!!なんだか気持ちが散漫で書けない。