パート先事業所での
お勉強会にて
事業所で1番若く
誰よりもエライ社員さんが
「まずは業務連絡!!」と
「厚労省からです!」と前置きし
何やら書かれた紙を棒読みする
内容は
ザックリ言うと
訪問介護先で
ヤングケアラーを見つけたら
速やかに報告すべし!
何かと話題のヤングケアラー
家族のサポートが原因で
学校に行けなかったり
仕事が制限されている
声をあげられない人(ヤングケアラー)の存在を
堂々と
家に上がり込める
訪問介護ヘルパーが気づき
彼らの救いのキッカケになれよ!
という厚労省の御達し
皆、ふ~~~んと聞いて
その後
あるヘルパーが質問する
「ヤングケアラーのヤングって
何歳くらいまでなんですか?」
社員さんは手元の紙を確認
「40歳くらいまで…と書かれています」
「よ、よんじゅう!
40歳はヤングじゃないだろー!」
一斉に
おばちゃんヘルパー達が叫ぶ
これを皮切りに
おばちゃんヘルパー達
話が止まらず
以下、その一部
「親の介護で
就労を制限されたり
転職を余儀なくされた
40歳の家族が
ヤングケアラーに該当するんなら
いったい
何歳のケアラーが適任なの?」
「実家でぬくぬくしている
40代は心当たりあるけど
あれもヤングケアラー???」
「ヤングが問題アリなら
ヨボヨボ高齢の配偶者の方が
まだ適任なの?」
「訪問介護ってさぁ
家族で介護しきれない部分を
介護保険を使ってサポートする
国の介護事業って
そもそも
そのスタンスなのに
ヤングであろうと高齢であろうと
その家庭で
動ける家族がケアしているだけでしょ?
そういう風にしているのは
国なんじゃないの?」
「社会問題になっているから
急に政治家が騒いで
やっている感を出しているけど
ヘルパーが情報提供したからと言って
問題はもっと根深い所でしょう?」
1度火が付くと
収拾がつかないのが
働くおばちゃんヘルパーです