はい、ひとつき空いてしまいました。

色々と言い訳はあるのですが一番は行っていることが難しくなってきて伝える必要がなくなってきたかな。

という理由です。

 

なんで今回も更新しないで良いかなと思ったのですが、

これからは学んだことのアウトプット用に難しいことでもガンガン書いていこうと思います。

お付き合いいただけるセラピストさんはお付き合いください。

 

今回は西洋で行われている整体「オステオパシー」からテクニックのひとつを学んだことを書いていきます。

オステオパシーは「病気は構造上・機構上の問題を原因として生じる」というその時代に行われていた医学を批判したアンドリュー・テイラー・スティルの発明した整体技術です。

現代においてもエビデンスが取れないにもかかわらず回復するという奇跡の整体であり、現代整体においてもこの技術の派生が生まれ続けているという奥が深い整体技術です。

 

その中に基本テクニックとしてMET(筋エネルギー法)というテクニックがあります。

このテクニックはストレッチと非常に似ているものであり、ストレッチもこのようなことが起こっていると理解しておくと施術での効果もかなり向上すると思います。

 

このMETの適応となるのは筋障害や関節障害のある方。

手順は筋障害がある筋肉に対して軽く伸ばされる位置におく。

その後無理に伸ばすことのないように置き続けます。

そうしておくことで身体に変化が起きてきます。

 

1緊張期

伸ばし始めた状態の筋肉は筋緊張が発生し一時的に可動制限がかかります。

その状態で数秒待機することで筋肉に変化が起きます。

 

2弛緩期

筋肉が弛緩しているとき。

緊張期をしばらく続けていることで筋肉が緩んでいくことがわかります。

 

3緊張期と弛緩期の反復

筋肉が更に伸びるように緊張期と弛緩期が交互に訪れます。

 

筋緊張を解す事によりその筋の伸張性の他に付随している関節に対しても可動域の改善が見込めます。

その際に関節障害なのか筋肉障害なのかの判別が重要になってきます。

 

このMETは疼痛に対しての痛覚低下の効果もあるそうです。

そもそもMETを使用したら求心性神経線維が活性化されることにより痛覚抑制神経が刺激され。

脊髄から細い求心性神経線維を通して伝達される痛覚刺激の信号を弱める。

 

 

このことにより痛覚が低下します。

そうするとこの段階では筋長は変化していないがストレッチでの許容できる範囲が広がる。

これにより筋肉は更に伸長刺激を許容できるようになるので可動域が広がるということですね。

 

このテクニックは関節と筋の走行さえ覚えておけばどこにでも使えるものなので重宝しています。

ストレッチも急に可動域を広げるイメージで行うよりもその手前で上記のような感覚を得てからストレッチを行うことで効果は非常に高まるのでぜひとも覚えましょう!!

 

次はなに書こうかな?

お読みいただいた方ここまでお読み頂きありがとうございました!!