フェルメールの世界へようこそ | 野球と映画、ときどき…

野球と映画、ときどき…

野球中心にスポーツ観戦が大好きです

ただ、映画鑑賞は私のライフワーク

吹奏楽、美術鑑賞、舞台鑑賞そして猫

好奇心のおもむくまま「おきらく」に

生活を楽しむをモットーにしています

2004年に公開された洋画

「真珠の耳飾りの少女」

この映画での出会いが

私をフェルメールファンにしました。

フェルメールは17世紀オランダ

生まれの画家です。

とはいってもフェルメールは

短命で作品も寡作です。

現存しているのは35作品と

言われています。

映画はフェルメールの代表作

「真珠の耳飾りの少女」の

モデルとされる少女に

インスパイアされて

生まれた作品です。

色彩、光と影

絵画が忠実に映像化され

ラストシーンは本当に

息をのむような美しさです。

 

そのフェルメールの6作品と

17世紀オランダを中心とした

画家たちの作品が

大阪に集結しました。

ただ、残念ながら

「真珠の耳飾りの少女」は

来ていませんけどね

↑オランダのマウリッシュハイツ美術館所蔵

 

私は今月4日に振替休日を

使って天王寺の大阪市立美術館へ

行ってきました。

 

今から400年前の絵画が

まるで写真のように緻密で

威厳を放っていました。

1メートルくらいに近さで

絵画を鑑賞できるんですよ。

 

絵画の魅力は

想像力を激しく

刺激してくれることです。

1枚の絵から

とてつもないドラマを

無数に生み出すことができます。

私のような妄想女にはたまりません。

1枚の絵画で2~3のストーリーを

紡ぎだせます。

 

17世紀のオランダ絵画は

ルネッサンスの宗教画と違い

風景や風俗画(人物)が特徴です。

東インド会社や積極的に

海外へ進出していた時代を

反映し絵画には市民の

日常生活が多く描かれます。

ですからどこか身近で

それぞれの作品に

親近感をもちました。

 

当時の絵画には

光を駆使した遠近法や

「比喩」といった表現で

物語を生み出す力がありました。

何気ない背景に

実は深い意味があり

まるで一編のポエムのような

余韻さえ感じます。

 

今回の展示には

手紙をモチーフにした

作品が多かったように思います。

400年も前から思いを

伝える手段として

存在していた手紙。

今ではメールが主流で

手紙は年賀状くらいしか書きません。

絵画って時代を映す鏡のようですね。

 

時代背景やトレンドなどは

石原さとみさんの音声ガイドで

知りました。

このGWに展示会に行く予定の方には

ぜひとも音声ガイドの利用をお勧めします。

絵画の見方、各作品の「比喩」など

専門的な知識も教えてくれます。

 

目の保養だけじゃありません。

心も満たされて豊かな気分になりました。

ぜひGWに心を潤わせに

絵画を観に行きませんか?

 

フェルメール展は5月12日まで開催中です

詳しくはこちらをクリックしてください↓

https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/vermee