センバツ2015 | 野球と映画、ときどき…

野球と映画、ときどき…

野球中心にスポーツ観戦が大好きです

ただ、映画鑑賞は私のライフワーク

吹奏楽、美術鑑賞、舞台鑑賞そして猫

好奇心のおもむくまま「おきらく」に

生活を楽しむをモットーにしています

はぁ~腹立つわ怒り


ホンマ初物に弱いタイガース。


完封負けって何じゃこりゃ!


藤浪君8回まで投げて3失点


ゲームは作ったけどな


打線の援護がなかったな・・・


江越、先発で2三振ってなんじゃ!


大和の代わりやろ、ボカ~ンと一発アピールせんかい!


って偉そうなこと言っといて


実は仕事で試合観てないのに(反省反省!


今日の敗因は明日のデイリーでしっかり確かめる。



さて気分なおして



いつか書かなきゃって思ってた話題


センバツ


今更って感じですが記憶としても留めておきたいので。


今年のセンバツは


北海道代表・東海大四と北陸代表・敦賀気比の決勝


優勝は福井県・敦賀気比高校


敦賀気比高ナイン、優勝おめでとうクラッカー


福井県出身の主人もさぞかし嬉しかろうと思いきや


「メンバー中、地元出身は2人だけ後は全員他府県出身やし」


と、あまり興味もない様子。


もはや野球留学なんて当たり前だし


地方はすぐ「おらが地元の代表」って郷土愛をうたうけど


本来、センバツも選手権も高校野球大会っていう


学生野球の大会なんでね。


地元や学校の名誉より


自分たちの青春をかけてチームとして戦ってるんでね。


今回、福井県でもパレードや派手な祝賀会が自粛されたのは


スター気取りで勘違いしないようにという


高野連の通達もあったらしいですよ。



それにても敦賀気比の17番・松本君


VS大阪桐蔭、準決勝で史上初2打席連続満塁ホームランバット


あの大阪桐蔭を倒しちゃいましたビックリ!


もはや大阪桐蔭を倒せるのは


全国でも同じ大阪の履正社しか


ないかもしれないと思っていた私。


あれだけ青森山田が挑んでも勝てなかったしね。


試合巧者ですから大阪桐蔭は。


甲子園出場したら優勝しなくてもベスト4進出くらいは当然って


多分、監督も選手も自信あるんじゃないかなぁ。


その大阪桐蔭を2発で沈めちゃいました。



松本君は京都市出身。


ピッチャーとして敦賀気比に進学したそうです。


しかし、エース平沼君をみて力の差を痛感し野手に転向。


ただ、昨年秋は怪我によりベンチ入りならず。


春のベンチ入り目指し連日800本のティーバッティング


ウエイトトレーニングにも力を入れ筋肉も付けたそうです。


持ってる持ってないじゃなくて


野球の神様が彼の努力にご褒美をくれたのかと思えるような活躍でした。


しかし、努力してるのは彼だけじゃない。


全国の高校球児もそれぞれの形で努力してるはず。


ただ、2回も満塁の場面で打席が回ってきて結果(ホームラン)を出すって


これは運か実力か?いや、どちらもかもしれない。


チャンスをきちんとものにできる力を松本君は持っていたんですね。



決勝戦を甲子園外野席で観戦していた次男が


その夜、興奮しながら話してくれました。



おひつじ座「8回裏にまさかで松本のホームランがでて


またアイツかよっていう驚きとどよめきで


外野席全体が異様な雰囲気で興奮したまま


気が付いたら次の9回表でゲームセット


あんな幕切れあるんやなぁって軽いショック受けた。」



長年野球やってた、あんたでもビックリしたんだなぁ。


いいねぇ。野球ってホンマ筋書きのないドラマやね。



おひつじ座「けど俺は松本君よりエース平沼君を褒めたいわ。


 何度かピンチがあったけどそこを粘って投げ切った


 平沼君あってこその優勝だと思う。」



そうか、ピッチャーが良かったのね。



敦賀気比の平沼君のピッチングについては


4月2日デイリースポーツコラム「美しき球児たち」で


元星稜高校監督・山下智茂さんも触れています。



大きな勝因は5試合を完投した平沼君の強い精神力です。


(中略)


エースの姿に打線は奮起しました。



東海大四の左打者8人が本塁寄りに立ち内角球を防ぐ中


7回以降スライダーが決まりだしバント処理では2塁へ好送球


4回無死満塁の場面もポーカーフェイスで投げ抜き無失点


そういう展開を知るとそりゃ打線も奮起しますわなと納得。



青森山田も駒大苫小牧も


いまじゃ甲子園では雪国のハンディを感じませんね。


しかし、地方私学は野球留学でいい選手が集まり


室内練習場も増えたとはいえ


やはり広いグランドで練習できないハンディはあると思います。


山下智茂さんも


冬場は狭い(練習場)で動くので筋肉は小さくなり精神的にも辛い


と、仰っています。


しかしその一方で監督が狭い場所で


選手一人一人に目が届く


個性を見て対話も増える


とも仰っています。


そうしてチームが一体化するんでしょうね。


松本君も彼の努力を野球の神様でなく


監督自身が認めベンチ入りさせたのでしょう。




もう高校野球界に都市と地方の差は


ないと言えるのでは無いでしょうか?


選手の素質だけでない地方のデメリットを


メリットに変えて強いチームを作り上げる


政府も「地方創生」は各地の強豪監督さんと対話して学んだらどうでしょう。