体罰か犯罪か | 野球と映画、ときどき…

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もう既に皆さんもご存じの大阪で起きた男子高校生の自殺。


原因は部活顧問による体罰や


主将としての責任の重圧に耐えられずという


いわゆる部活の悩みが原因かと言われています。



亡くなった生徒さんはもちろんご遺族の方々には


心からお悔やみ申し上げます。


同じ世代(高校生)の息子を持つ母として


大切な子供さんを失った悲しみはいかばかりかと


ご両親の心情を察すれば言葉もありません。



毎日新聞の記事によれば


ご遺体の頬と唇のあたりが腫れていたそうです。


ご両親が通夜の席で部活顧問を呼び止めて問いただしたそうです。


「顔をみてやってください。体罰の痕がわかるでしょう。


これは指導ですか?体罰ですか?」


命を失えば私は体罰ではなく暴行という名の犯罪だと思っています。




教育の場で被害者と加害者を生んでしまった原因


それは学校側の認識の甘さ、対応の失敗です。


市側に匿名で体罰の告発があった時


学校側は体罰はないという調査結果を出しました。


しかし部員アンケートでは体罰という名の暴力行為が


当該生徒だけでなく幅広く常態化していたというではありませんか。


なのになぜ調査結果がシロなんですか?


顧問に確認しただけで本人が否定しただけで


体罰なしと結論付けたんですよね。


ありえないです。


大人側の事情聴取だげで被害にあっている生徒の声を聞かないなんて。


なぜ、その時に学校側はきちんと調査しなかったんでしょうか?




これは学校側、市教委の責任も問われると思います。


橋下市長は記者会見で


この問題に「僕の責任で引っ張っていく」


市のトップとして責任を持って対処していくことを表明しました。


亡くなった生徒さんの死を無駄にしない為にも


また同様に現在、部活で悩みを抱えている多くの子供たちの為にも


第二の悲劇を生み出さないように早急に対応してもらいたいです。




大津のイジメ事件もそうですが


ゆきすぎた体罰、暴力行為は犯罪ですから。


亡くなった生徒さんのご冥福を心から祈ります。