デイリーもいいが日経もスゴいぜ! | 野球と映画、ときどき…

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野球中心にスポーツ観戦が大好きです

ただ、映画鑑賞は私のライフワーク

吹奏楽、美術鑑賞、舞台鑑賞そして猫

好奇心のおもむくまま「おきらく」に

生活を楽しむをモットーにしています

今日のデイリーの一面は「競輪」自転車


おぉ~なんか新鮮じゃん!


ただ個人的な興味ないから記事を読んでも全然分からない(笑)



松井秀喜選手の現役引退を受けて


どのスポーツ紙も独自の切り口で彼の功績を紹介しています。


デイリーはスポーツライター松下茂典さんのコラム


「松井引退<その真相と今後>」


松下さんは星稜高校の20年先輩にあたる方だそうで


松井選手に関する著書も出しているそうです。


Numberで金本選手の記事を書いたのが


デイリー伝説の金本番・吉田風記者のように適材適所というか


この人なら確かな情報を提供してくれるというライターに


原稿を依頼する柔軟さというか正確な人物の見極め


さすがだぜナイスデイリースポーツ(もちろんNumberも)




2003年長嶋終身名誉監督が脳梗塞で倒れる前の


独占インタビューを基に松井選手が引退の際に語った一番の思い出


長嶋さんとの松井選手、2人きりの素振りについて書かれています。


長嶋さんが松井選手に対し並々ならぬ決意で


あえて厳しく接していた理由がわかります。


そのコラムの導入部で知った事実


1958年に長嶋茂雄デビュー


その同じ1958年に生まれた原辰徳が現巨人監督


そして1974年に長嶋茂雄が現役引退した同年に生まれた松井秀喜


スターの系譜とでも言いましょうか。


単なる因縁ではないような気がしますね。


なんか、ちょっと前に読んだ井坂幸太郎の「あるキング」みたいで恐ろしい。




また今日はプロ野球ファンとして


日経新聞がサイコーに良かったです。


日経新聞のスポーツ欄は毎日読んでるわけじゃないけど


スペースが少なくてもピリッとした記事が時々あって個人的に好きですね。




今日は「引退模様」という今季をもって現役引退した


オリックスバファローズの北川敏博さんのインタビュー記事です。


北川さんと言えば


2001年9月26日、近鉄がマジック1で迎えたオリックス戦


9回裏 代打逆転サヨナラ満塁ホームランを打った選手です。


近鉄は12年ぶり4度目のパリーグ制覇を成し遂げました。


もともとはタイガースの選手で


200年オフに近鉄へトレード移籍した選手です。


優勝した後、北川さんはファンから「おめでとう」ではなく


「ありがとう」と声をかけられたそうです。


野球をしていて人から感謝される


その経験が自信と励みになり不惑の年まで野球を続けられたと言います。


「いいところを見せようと相手ではなくベンチと戦っていた」


という阪神時代の自分を捨て


チームを助けファンに喜んでもらうために戦うように気持ちをかえたら


重圧が解け集中力が増し活躍できるようになったそうです。


来季から北川さんはオリックスの2軍コーチに就任します。


「(二軍の選手は)一軍との差はわずか。考え方ひとつ変えればレギュラーは獲れる」


北川さんならではの経験に基づいた選手育成を期待したいですね。




そして今日の日経新聞の建設重機メーカーKOMATSUの一面広告


サイコーです。


私達プロ野球ファンの声をまさしく代弁してくれたような素晴らしい内容です。


全ての松井秀喜ファン、いやプロ野球ファンに捧げます。


もしよろしければ年明けにでもお近くの市立図書館等で


12月30日の日本経済新聞朝刊のバックナンバーを読んでいただければと思います。


*私の稚拙な文章ではその良さがとても伝わらないので




ヤンキースがワールドシリーズ制覇して


シリーズMVPを受賞した松井選手がトロフィーをかざしている写真


決して笑顔ではありません。


しかしそのキリっとした表情が自信に満ち溢れていていい写真です。


その表情をバックにつづられたコラム(一部抜粋です。全編は長いので)




ありがとう。私たちは忘れない。



今、あなたは静かにバットを置いた


だけど私たちの挑戦は終わらない


いい時も、悪い時も、ただひたむきに


さらなる高みへ挑み続けること


その大切さをあなたが教えてくれたから。


ありがとう


松井秀喜、その名を永遠に胸に刻み、私たちは歩いていこう