球児の真実 | 野球と映画、ときどき…

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今日のデイリースポーツ一面は


まさかの「新井44発 自信ある」


いや「新井さんがホラ吹き?」という怒りではなくて


「今日は球児でしょ」っていう驚き。


そう、昨日はMLBカブス入りが決まった


球児の入団記者会見が一面のはず


って思い込んでいたんですね、私。




デイリーは裏一面で球児の穏やかな笑顔と


会見での球児の言葉をあますことなく伝えてくれました。


デイリーは記事もファンを喜ばせてくれるけど


写真のチョイスがいいんですね。


球児もいろいろな思いを抱えながらも


最高の笑顔でファンに別れを告げてくれた。


いやぁ、いい写真ですよ。


皆さんに見てもらいたいくらい。




で、その球児の背中を押して


エールを送ってくれたのが松下記者です。


「記者のポケットメモ」で球児の決断の裏の苦悩を書いてくれました。


以前、松とら屋本舗でいづれ書くと予告してくれていました。


私はそれを書くことでやんわりと球団批判をするくらいなら


書かないで欲しいとこのブログで書きました。


それを書くことで松下記者がデイリーがそして当の球児が


辛い思い、苦い思いをするなら無理をして欲しくないという気持ちでした。




でも今日の松下記者の記事からは


球児が単なる自分の夢をかなえるためだけの移籍ではないこと


チーム事情、ファンの声、球団への感謝


様々な要因の中で苛立ち悩みながらも


下した苦渋の決断だったであろうことが分かりました。




球団が球児を慰留させることは不可能ではなかった




松下記者は言い切ります。


「藤川球児 ストレートという名の魔球」


という著書も書いている程


球児と懇意にしている松下記者の言葉です。


事実だろうと思います。




慰留ひとつで捨てられる夢ではない。


ただその言葉を振りほどいて、海を渡れるだろうか。


球児はそう感じていた。




結果はどうか分からなかったけど


やはり球団として一度は慰留してほしかった。


私の正直な気持ちです。




待てども球団から慰留要請がない。


そんな苛立つ球児の気持ちを代弁しようとした松下記者に


「いつか(球団に)恩返しをする時の為にその道だけは残しといてくれ」


と、球児が暗に記事にするのを止めたそうです。




いつか指導者として球児が


再び日本の縦縞を着る日の為に飲み込んだ言葉。


松下記者の精一杯抑制のきいた記事に


球児ファンだけでなくタイガースファンにも


その悔しさが十分伝わりました。


惜別の言葉の中に感じる友情より強い信頼。


きっと球児は一回り大きくなって


近い将来タイガースへ戻ってくると確信しました。




ちなみに松下記者は遊軍なんですね。


アメリカ等にも行かれるんでしょうか?


またいろいろな選手の裏話、ちょっといい話を期待したいところです。




そうだひらめき電球


私が勝手に決めたデイリーが誇る記者2トップと揶揄する


もうひとりの吉田風記者ですが(もうひとりはもちろん松下記者)


今日も新井ネタで一面に記事を書いてくれています。


新井兄ちゃんに対し弟から助言をもらっては


なんて厳しいことを書いていますが一方で


40本塁打の金本が勝てなかった新井の勇姿をもう一度みてみたい


なんて新井自身やファンを泣かせるようなことを書くんです。


ぜひ、来季は4番・新井貴浩の豪快なホームランバット


私も甲子園で生で見たい!