もしもシリーズです。皆さんが作曲家だとします。日本人の気質を音楽にしてくれと頼まれました。曲を作るためには、モチーフとなる音を探さないといけません。モチーフとなる音はいろいろあるかと思います。お寺、祭、花火、川とか。(中には自販機とか、ラーメン屋とか言うマニアックなひともいるかと思いますが(笑))
ではでは、実際リサーチするとなった時、なるべく思い当たるモチーフがたくさん集まる場所に行ったほうが良いと思うのですが、何県にいきます?
答えはもちろんありませんが、自分だったらとりあえず歴史の深い京都、奈良、東京に行きますかねヽ(゜▽、゜)ノ
フィンランドにもそういった場所があります。カレリアという地方です。フィンランドの南東部からロシアの北西部にかけて広がる森林と湖沼の多いとこらしいです。
19世紀にエリアス・リョンロートというお医者さんがカレリア各地に残っていたフィン人の伝承や歌謡を編纂します。そのタイトル『カレワラ』!!訳すと『カレワ(という人種)の国』!! そのまま!!\(゜□゜)/
ワイナミョイネンというお爺ちゃんとサンポという摩訶不思議な魔法道具をめぐるストーリーから、レンミンカイネンという色男の話、クッレルボという悲劇の英雄の話などなど盛りだくさん。
シベリウスは、この『カレワラ』の世界観にあった曲を作ります。現代風に言うと映画のサウンドトラックみたいなものですかね。これが大ヒット。シベリウスは一躍、時代の寵児となります。
『カレワラ』は一定のリズムをもった韻文でもあります。動きのある3拍と同音反復の2拍というリズム。これをシベリウスの楽譜をみるとよくあります。3連符+8分音符の形はまさにそんな感じです。アマチュア演奏家からすると拍がとりづらくて、合奏のときに指揮者の先生に注意されるので嫌な形です(笑)が、フィンランド文化を音に表す上で大事というならば頑張らざるを得ないですかね(o*゜∇゜)o
芸術は奥が深い…
調べていてつくづく思います。
『カレワラ』は日本語訳もあるみたいなのでお時間あったら読んでみてはいかがでしょうか?ポホヨラ、トゥオネラ、タピオラ、ウッコ、サンポなど可愛いらしい単語がいっぱいですよ