僕らは地球に生かされている。
死も生も目の前にある。

伝染してゆく感性。
呼応する大地の唸り。

いつか、昔みたいに地球の機嫌をとり、生きる永らえていくかもしれない。
左目を閉じて鏡を見た。
そこには自分がいた。

右目を閉じて鏡を見た。
そこには見飽きた顔があった。
一心不乱に〇〇は手紙を書いた。

伝えたい。この想いを伝えたい。

全てを書き終えた後、声に出して読んでみた。
そして最後に、その感想も付け加えてから封筒に仕舞った。


きっと〇〇は気付くでしょう。
この世界は涙が溢れるくらい綺麗って事を。