30代 2児のママですが
とあるニュースから・・・抜粋。
これは日本航空が経営危機で、
世間に心配されていた頃、
ある飛行機を利用した乗客の、
機内で体験されたお話です
機長によるアナウンスが入りました。
このアナウンス、
とても心温まる素敵なものでした。
このような内容でした。
「えー、機長の○○でございます。
当機はまもなく成田国際空港に
着陸いたします。
小さなお子様をお連れのお客様、
お子様はちゃんとお隣にお座りでしょうか?
迷子になっていないでしょうか?
当機はジャンボ機で、貨物室、
客室1階、2階、
ベッドルームを入れると4階建てに
なっております。
貨物室やベッドルームには秘密の扉、
通路を通って行くことができます。
これらは秘密ですので、
皆さまにお教えすることはできませんが、
でもどうしても知りたいという方は、
ぜひお近くの客室乗務員にお尋ねください。
中でも、気の弱そうな客室乗務員に
声をかけてみてください。
もしかしたら教えてくれるかもしれません。
しかし、私パイロットを
16年間しておりますが、
未だかつて気の弱い客室乗務員に
会ったことは一度もありません」
乗客がチラホラと笑い始めます。
「これらの秘密の扉ですが、
たまに見つけて入り込んでしまい、
迷子になってしまうお子様がいらっしゃいます。
もし、お子様が迷子になってしまい、
見つけられない場合は、
お近くの客室乗務員にお知らせください。
いったん皆さまに当機をお降りいただき、
CA、パイロット総出で大捜索いたします。
そして見つかった際には・・・」
見つかった際には、どうするというのでしょうか?
まだまだパイロットの名調子は続きます>>>
そして見つかった際には…
いったん、日本航空でお預かりし、
10年後に立派な客室乗務員、
またはパイロットとしてお返しいたします」
(乗客笑顔)
「えー、昨年の夏休みには、7名のお子様が
迷子になり、現在、日本航空でしっかりと
訓練中でございます。
最後になりましたが、
このように日本航空が
業務を続けていけるのは、
本日の444名の乗客の皆さまをはじめ、
国民の皆様のおかげでございます。
誠心誠意、社員一同頑張って参りますので、
今後とも日本航空をよろしくお願い致します」
(乗客一同、感動)
「それではまもなく
成田国際空港に着陸いたします」
日本人パイロットによる
こんなにユーモアのあるアナウンスは、
初めて!
最初はふつうに『ふんふん』と
聞き流している程度でした。
しかし、どんどん周りの乗客が耳を傾けており、
最後は全乗客そのアナウンスに聞き入ってしまいました。
私は二階席でしたが、
一階席では、笑い声や拍手があったようです。
アナウンスが終わった後、
私と妹はもちろん拍手。
ほんとうに心温まるアナウンスでした。
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