沖縄日和3日目、夕時が楽しみで仕方がなかった。



憧れのお店「琉球料理乃山本彩香」の予約日であった。



琉球料理乃山本彩香 は、知る人ぞ知る!



沖縄で1番高い沖縄料理のお店だ。



昔はコース3種(\6000・\8000・\10000)での営業をしていたが、



私が訪れた頃は、\8000のコースのみ。



グルメで有名な演出家・宮本亜門氏がかつて

「山本彩香さんの料理が食べられるうちは沖縄から離れるつもりはない」



と断言されたとは言え、お財布には優しくないお値段。



けれど、東京で言えば、3万円くらいは覚悟するグレードのお店なので、



私は本当にお手ごろだなと胸を弾ませて予約の電話を入れました。



予約を取るのも困難なお店なのです。



山本彩香さんと数人で全てを手作りで作っているために、



営業自体も週に数回、17時~22時



予約は数ヶ月先まで埋まっている。



1ヶ月前に予約を取れた私はラッキーなんです♪



昼間はサイクリングを兼ねて国際通りへ。



お気に入りのカフェで沖縄日和ブログを書きながら、



うちなーの空気を鼻の穴をめいっぱいふくらまして吸い込んでいました。



自転車で宿泊先へ戻り、



「山本彩香に行くの?そんな沖縄で1番高くて大して美味しくもない店にねぇ・・・。勿体無い」



と非難の声を背に心細い気持ちでまた自転車にまたがる。



入り口からいかにも高そうな小料理屋さん?料亭?



の様ない佇まい。



1人ぼっちの茶髪23歳女性が入る雰囲気のお店ではない。



カウンターに通されて、なんだか急に寂しくなる。



どうやら、沖縄では、



七五三や誕生日会、結納など、おめでたい時に奮発して使うお店のようだ。



若しくは接待で使用するお店であることが背後の空気から感じられた。



 山本彩香のお料理の話を書き始めると、なかなか先に進めないので、



また機会があったら書きます。



ちなみに、残念ながら、琉球料理乃山本彩香は去年8月いっぱいで閉店されました。



いずれカフェをOPEN予定とのことで、楽しみにしています。



 山本彩香から宿へ戻り、寝床へ入ると携帯がやたらと激しくなる。



昨日行った「酒処はな」のママからだった。



「今ね、仲村さんが来ているのよ!里紗ちゃんの話をしたら会ってもよいと言っているからおいで!」



タクシーを飛ばして酒処はなへ。。。



吉祥寺の書店でなんとなしに手に取った沖縄の本。



その作者と那覇の片隅で酒を交わしている。



なんだこれ?



麻雀プロである話をしたのち、「何故今回沖縄へきたのか」



説明をした。



仲村さんの表情が明らかに変わった。



奇跡が起きた瞬間だった。



私は大山朝常さんの本を読んで感動して沖縄にきた。



しかし、大山さんは亡くなってしまっていることを知ったので、お墓参りをしにきた。

そして、息子さん(俳優の玉城満さん)がたまたま次の県議会選挙に出馬予定であったため、お話を伺う約束も交わしていて、

選挙活動のお手伝いもしようと今回沖縄に来たのだ。



仲村さん

「その本のもとになった本は、実は僕が書いたんだよ。だから朝常さんがその本を出版する時に僕に電話がきたよ。しかも玉城さんとは友人だよ。」


はなのママ

「私も玉城さんとは昔から交流があったのよ」



なんと!!!



「沖縄隠れ家」 「沖縄独立宣言【ヤマトは帰るべき祖国ではなかった】」



沖縄行きのかばんに詰め込んだこの2冊の本が



こんなにも密接に関わりがあり、繋がっていた。



そして今こうしてこの3人が同じ場所にいる。



縁て恐ろしいですね。



仲村さんがその場で玉城さんに電話をしてくださいました。



この縁に興奮した私達は、



「沖縄隠れ家」にも登場した仲村さんの隠れ家的バーに行き、しっぽりと飲み明かしました。



 あれから約2年。



また1つの出会いを目前にしています。



「かりゆし58」

http://www.ldandk.com/kariyushi58/index2.html



2005年『かりゆし58』結成。沖縄音階にロック、レゲエなどのサウンドを取り入れた曲にストレートな歌詞を合わせた独自のバンドサウンドが幅広い人気を博す。

2006年2月ミニアルバム「恋人よ」でデビュー。
同年7月にシングル『アンマー』をリリース。(“アンマー”とは沖縄の方言でお母さんを意)母への感謝をストレートに歌ったこの作品が多くの人々から共感、そして話題を呼び日本有線大賞新人賞受賞。
2009年2月には松山ケンイチ主演の日本テレビ系ドラマ「銭ゲバ」の主題歌となったシングル 『さよなら』をリリースし初のオリコンチャートトップ10入りを果たす。
現在も沖縄在住。沖縄で生まれ育った彼らならではの『島唄』を全国に歌い続けている。

現在、「はいさいロード’10~かりゆし58号線へまっしぐら~」というライブツアー中。



今月27日に国道58号線のある沖縄でファイナルを迎える。









 東京でのライブに招待してもらうことができました。






4年前の有線大賞新人賞受賞時の「アンマー」という曲が心に響いてTSUTAYAへ走ったのを鮮明に覚えています。







けれど当時はインディーズの為、TSUTAYAにはレンタルの取り扱いがありませんでした。







それでもあきらめずに探してアルバムを購入したあの熱は未だ変わりません。







 何故だか父の作品が映画になり、偶然にも主題歌が、かりゆし58だった。







そしてこの絶妙なタイミングでの東京ライブ。







ありがとう。





沖縄はいつも私に生きる振動を与えてくれる。





あの時の衝動はやっぱり南の島へのただの憧れじゃなかったんだ。





逃げじゃなかったんだ。







かりゆし58の歌を全身で聴いてこようと思います。







 そして奇跡を素敵な縁を一つでも多く掴める人生になりますように・・・