のだめカンタービレ
この作品を初めて観た時は、ただ面白いなと何かをしながらなんとなく眺めていました。
最近、再放送で目にしてから、
毎話、毎話、心に突き刺さるものばかりで、楽しい気持ちになりつつ、考えさせられることばかりです。
のだめを見ていると、自分を客観的に眺めているようで、
なんだかワクワクします。
同時に、私がこの先どう歩いていけばよいのか、道しるべを与えてくれます。
上野樹里 扮する、のだめ（野田恵）は、音楽大学の先輩である 千秋真一（玉木宏）に思いを寄せる。
才能がありながら、幼少時の胴体着陸が原因で飛行機恐怖症になり、海外へ留学できない千秋。
才能があるが、幼少時からの過剰なスパルタ指導がトラウマになり、コンクールに出ることよりも
ただ楽しくピアノを弾きたいのだめ。
その２人がひょんなことから大学で出会い、知り合った後にたまたま同じアパートのお隣さん同士であったことを知る。
のだめは譜面通りにピアノを弾けない。
自慢の耳である程度の音が記憶出来る。
一方の千秋は、譜面通りに正確にピアノを弾く。
千秋は、譜面通りだけではない、何かを感受性豊かなのだめから学んでいく。
のだめは、自慢の耳に頼るだけではコンクールに出られない、
千秋と一緒にいるためには、コンクールに出て留学して、きちんと音楽と向き合わなければならないと気がつく。
幼稚園の先生になってただ楽しくピアノを弾くことよりも千秋との将来を夢見るようになる。
必然的に譜面通りに弾くことを試みるようになる。
互いに足りないものを知らず知らずのうちに与え合っていく。
そして２人には、共通の師匠のような存在である、
巨匠・シュトレーゼマン（竹中直人）という指揮者がいる。
シュトレーゼマンは一見、女好きのハチャメチャでいい加減なおじさん。
しかし、実は２人のことを本当に思い、実は導いてくれている。
弟子を持ったことのないシュトレーゼマンが千秋を弟子にし、のだめにも温かい眼差しをおくるのには理由があった。
のだめが昔の自分とだぶって見えてしまうからだ。
シュトレーゼマンは過去に悲しい恋の思い出をこの同じ大学で経験していた。
現在の同大学理事長であるミーナ（秋吉久美子）との恋。
大学時代、ピアノに専念していたがミーナに指揮の才能を指摘され、
彼はその一言と彼女の美貌に一目ぼれをする。
必死になって指揮者への階段を上り詰め、
有名な指揮者へとなったが、ミーナは指の病気を煩い、帰国後に、ある作家と結婚してしまう。
想う相手が先に才能を開花し、その背中を追う昔の自分が今ののだめと重なる。
今の私にはこの物語がエッセンスのようにするりと体内に入り、
脳みそが素敵な方向へ進むようにマッサージしてくれているような気がします。
だから繰り返し何度も何度も観ています。
みなさんも是非１度ご覧ください。
今朝も、このブログを書きながら、最終話を５回観ました
映画もとっても面白かったので、４月に公開の、映画後編がとっても楽しみです
のだめのＤＶＤＢＯＸをＧＥＴするのが今の目標です
http://wwwz.fujitv.co.jp/nodame/index.html
http://www.nodame-movie.jp/index.html