3月・4月のイベントということで、さかえ町田店にゲスト出勤しました。



勤務前、色んなことを考えたのを覚えています。



「さかえは厳しいんだろうな・・・・・・ついていけるかな???」



「でもこれをきちんと任務遂行出来たら、一回り大きくなれるんじゃないか???」



自問自答の末に頑張ることを決意しました。



初めての出勤日。



50分前に町田に着いたものの道に迷い、店長を名乗る方が駅まで迎えに来てくれることになりました。



が、顔がわからないのに待ち合わせられるかな???なんて思っていたら、、、



どこかで見覚えのある方!



ずっ~~と、ずっ~~と前に、まやさんと池袋555(スリーファイブ)にゲスト出勤した際のメンバーさんでした。



何故か覚えていました。



当時は普通にメンバーをされていて、店長さんまでのし上がったそうです!!!



でも、「なんか恐いな・・・・・・」



というのが再開した時の正直な感想でした。



荒川さんごめんなさい(笑)



「なかなか厳しそうな環境だけれど頑張らなくちゃ!!!」



そんな風にさかえ町田店のゲスト月間がスタートしました。



 初めての勤務では、お客さんがあんまり会話に乗ってくれない。



話しかけてこないからこちらからチョコチョコ話をふってみたり、

微笑んでみたり・・・・・・


でもいまいち、反応がよくなかったんです。



社長が登場して、「町田店はプロを呼ぶのが初めてだから、お客さんがあんまり慣れていないし、プロとかよくわからないかもしれない」



とおっしゃっていて、少し安心しました。



「避けられているわけではないんだ!」



「もしかしたらお互いに緊張してるのかもしれない」



そう思ったら急に気持ちが楽になって、気が付けば会話が生まれていました!



出勤時と退勤時に店長からの挨拶があり、私が一言挨拶する時間があるんですが。。。



どうも気まずい雰囲気を出してしまうんですよね。。。



気の利くコメントも出来ず、盛り上げることもできず、、、



「今日はよろしくおねがいします」


「今日はありがとうございました」


毎回それに少し付け加える程度で、なんだか不甲斐ない気持ちでした。



 荒川店長は本当に敏腕、気の回し方、物事の判断力が並はずれています!!!



だからいつも私のことを先回りして心配してくださったり、フォローをしてくださったり、リードしてくださいました。


それすらも活かしきれない自分が悔しいときも多々ありました。




パソコンだけど気持ちは手書き


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パソコンだけど気持ちは手書き


始めは恥ずかしかった店内に飾られているたくさんのポップ達





パソコンだけど気持ちは手書き


対局中に私のサイドテーブルに置かれる上の写真の札。



どれも荒川店長の努力の証です。



札は、「こんな赤いの目に入るとうるさいから見えないようにしてくれ」



なんておっしゃるお客さまもいました。」



いろんな意見もありましたが、今となっては、荒川店長の惜しみない工夫とお店作りに対する情熱にただただ頭が下がります。



 店内の観葉植物に一生懸命お水をあげている姿には感動しました。



パソコンだけど気持ちは手書き



 勤務を重ねるうちに、苦手なお客さんが出てきてしまいました。



Aさんは、おじいさんなんですけど、発声と片手倒牌が気になります。



鳴くときは「ポイ」 と言うし、超どうでもよさそうな顔で「ロン。インパチ」



と片手倒牌をする。



私はそれがすごく気になって、その人と同卓するとイライラして麻雀に集中できなくなりました。



2半荘連続で東場で飛んだりもしました。



とにかく苦手意識が消えなかったある日。



「小林プロ、次はあの卓に入ってください!」



Aさんのいる卓。



不安でした。



でも出来るだけ頑張って苦手意識を捨てて楽しく打とう、と心掛けました。


Aさんはいつも仏頂面で、感情が表情に出てこない人。


その半荘もいつも通りでした。


途中、隣の卓に立直が入ったので、



私が「~卓、立直が入りました。頑張ってください!」


と発声をすると、、、



「え???誰か立直?この卓じゃないのか、紛らわしいから他の卓のことは言わなくていいんだよ」



とAさんが仏頂面で言いました。



荒川店長が飛んでくる。

「申し訳ありません、、、」



するとAさんが、

「孫みたいで可愛いからおちょくってるだけだよ(笑)」


Aさんがめっちゃ笑ってる!!!



そこからAさんと麻雀を打つのが楽しみになりました。



最後の勤務の日も、私がいるからなのかはわからないけれど、来てくださいました。



「いなくなったら淋しくなるよ。また来ないの?」



なんて言ってくださって、何とも言えない嬉しさでした。



今回のイベントで、私のさかえ町田店での最後の対局は、Aさんと同卓をしてトップを獲って幕を閉じることができました。



込み上げる気持ちでいっぱいで、最後の挨拶では涙をこらえるのに必死でした。



あれだけ気まずかった退勤の挨拶が、こんなに名残惜しくて、こんなにも感情が溢れてくるなんて思いもしませんでした。



 雀荘の仕事って、将来性を不安に思う人が多いと思います。



でも、荒川店長を見ていると、夢と希望と可能性を感じます。



「きっと何かしてくれるに違いない」


イチローを見ているときのような、そんなワクワクを与えてくれる人です。



さかえ町田店で学んだことは数え切れません。



美しい立ち方、身だしなみ、言葉の使い方、接客の基本、お客様との距離感、諦めないということ、、、、



荒川店長、渡辺チーフ、宮古チーフ、田口さん、池田さん、池田さん(女子バイト)、小泉さん、山崎君、本当にありがとう!





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私の最後の出勤日に、お休みなのにお店を覗いてくださった池田さん、本当にありがとう!!!



さかえ町田店の思い出は一生の宝物です。



どこに行っても、荒川店長の元で働いたことを胸に頑張っていけると思います。



例えどんな場所だとしても、荒川店長の目があると思っていれば、きっと素敵な空間作りができるはずです。



そんな気持ちにしてくれる荒川店長、本当に本当に、ありがとうございました!!!!!!!


 そして、そんな荒川店長が、店長さんを卒業されて、次長さんに昇格されました。



ちょうど私のラスト勤務日が荒川店長の最後の日。



一緒に卒業でした。



ということで、次長さんは複数の店舗を往き来されるので、さかえ平塚店でもお会いできることになりました。



一緒に移動みたいな感じになれて、更にそれが荒川店長にとってステップアップになる出来事なので、本当に嬉しいです。



平塚店で荒川店長、いや、次長にお会いできることを心から楽しみにしています♪