4月19日、震災がれき受け入れ検討に関する陳情書、公開質問状、反対署名を、那覇市の翁長雄志市長に直接手渡ししました。

この日は午前中に、「こいのぼり掲揚式」が那覇市銘苅庁舎　市民広場にて行われ、市内の保育園などの園児たちがたくさん集まって、歌やお遊戯を披露してお祝いしました。

那覇市長は、環境政策課を震災がれき陳情の窓口にしていて、市長に直接陳情を伝えるためのアポイントが取れない状態です。

先日、那覇市環境政策課には、陳情書を渡しましたが、どのように上に伝えるのか、あるいは伝えないのかは環境政策課の判断によるため、市長に伝わらない可能性があります。

そのため、市長に直接手渡す手段として、アポなしでの行動に出ることにしました。

2106名分の署名を那覇市に提出しており、その続きをもってきたこと、陳情書と公開質問状もお渡ししたいことを伝えました。

鯉のぼり掲揚式のなかで、市長は「ニコニコの子供の町を」とこどもたちに言っていましたが、震災がれき受け入れが問題になっていますけど？と質問を投げかけます。

市長は、「（がれき受け入れ反対派の）熱意はよくわかっている。趣旨もみんな聞いています。」と答え、震災がれきを反対しているのは、地元以外の人が多いと言いますけど、一万人以上署名が集まり、9割は地元の方たちであることを伝えると、「はい、わかりました。」とお答えいただきました。

琉球大学矢ヶ崎名誉教授が最近発表した「放射性物質汚染対処特措法施行規則改正案に対する意見」を資料としてお渡ししましたが、とても興味をお持ち頂き、感謝していただきました。

最後に那覇市長は、こういう形ではなく　TPOに法って正式に話を聞く用意はある　ということをおっしゃっていただきました。

ニコニコの子供たちの街を、悲しみに包み込まないためには、那覇市長の決断ひとつにかかっています。

那覇市長に震災がれき受け入れ検討に関する陳情書と公開質問状を手渡ししました