雀荘バイトについて、或いは他殺的(映画)創作・道なき道

雀荘バイトについて、或いは他殺的(映画)創作・道なき道

この記録は、バイト界のゲトーともいうべき某雀荘チェーンでバイトする中で、自主映画監督である僕が「他殺的創作」を目指す道程を示したものである。

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先ほど、僕の友人が映画祭でグランプリを取ったと知った。

正直、とても落ち込んだ。

僕が今している仕事…雀荘のホール…の卑屈さが、それに拍車をかけているように感じる。

 

この仕事に僕が持った第一印象は”卑屈”だった。

休憩一つするにも、ホールに出て店長に大声でご挨拶するという店員ヒエラルキーのショウが行われる。

「女性スタッフが優先して給仕を行わなければならない」という、クソ男尊女卑システムにも抵抗できない。

おまけに店長は意味不明にキレ散らかしている。

過去にした接客バイトの中でも、ここまで尊厳を失ったのは初めてかもしれない。

余りの卑屈さに、気が付くと僕は同僚に言い訳ばかりしていた。

「ここで長く働くつもりはない」とか「だまされてはいった」とか「有名大学に通っている」とか「映画監督だ(どや顔)」とか。

そうやって、僕はむなしく自分の尊厳を回復しようとしていた。

 

友人のニュースを知ったのは、その渦中だった。

僕もしょぼい短編映画祭に引っかかったことはある。

映画祭に引っかかったこと自体は彼よりも早かった。

ずっとそれが、僕の何かを支えていた。

しかし、僕は今彼に対抗できる手札を持っていない。

いや、僕と彼では作家としてのタイプがまるで違うのだから、意識することはないはずなのだ。

でも僕はこういう時、どうしようもなく自らを全否定してしまう。

 

もしかすると、僕はもともと卑屈なのかもしれない。

僕は今、某雀荘チェーンのバイト初日から帰ってきて自宅にある。

別に僕は特段マージャンが好きなわけではないのだけれど、時給1300円の文字に魅かれてその戸をたたいた。

しかしその内実は「時給1000円+ゲーム代ハーフバック(300円)」という、完全に詐欺というべきアレだった。

…何処かしかるべきところに届け出ればきっとバイトなんで馬鹿らしくなるくらいの金が入ってくるのかもしれないと、僕はちょっと夢想した。

 

何にしても、僕はこれから存分に語ることになるであろうあのパワハラ店長のもと、初日の12時間を潜り抜けた。

正直へとへとである。

だから当然、このパワハラ店長についても、僕の二個下の研修担当についても、ブチギレそうになった面接についても、そして自主映画監督である僕自身についても、ここで語ろうとは思わない。ただ一つ語る具体があるとすれば、それは出勤してすぐにひげをそれと言われ、トイレでひげをそったら、ありえんくらい血が出てエモかったということくらいである。

 

今回僕が語るのは、そういった具体ではなく、そもそもなぜ僕がこんなブログを始めたかということだ。

僕は90年代末生まれで、ブログカルチャーにギリギリカスらなかった世代である。だからブログを書くという慣習は持ち合わせていない。

そんな僕がこのブログを始めたのは、単純にそうでもしないとこのバイトを続けられないと考えたからだ。つまり、承認欲求に結びつかないとやっていられない。いわゆる学校裏サイト的な奴である。雀荘裏サイト。仕事の中に「やりがい」が存在しないと、そうやって無理やり報酬系を刺激してやっていくしかないのだ。

もちろん、「そんな仕事辞めちまえ!」という向きもあるだろうが、僕個人としてはそういうのもあまり気持ちよくない。

単純に悔しいとか恥ずかしいとかいう感情もあるし、それ以上にーここで副題の「他殺的創作」というのを回収するわけだがーこのゲトーバイトでの体験が、僕個人の創作活動に大きなプラスの影響を与える予感がするのだ。この「他殺的創作」という言葉についても今後説明してく。

 

もう今日は疲れた。これ以上書きたくない。

では。さよなら、さよなら、さよなら。