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current topics in Japan 2022- こどもたち・子育ての指南書

保育士・児童指導員・チャイルドカウンセラーの有資格者です。
激動の時代、現代ニッポンのありとあらゆること(時事問題)や
子どもの成長と子育ての指南書を綴っていきたいと思います。

皆さまの心を癒す…そんなブログを展開していきたいと思います。

「世界のサカモト」として映画「ラストエンペラー」や「戦場のメリークリスマス」をはじめ多くの有名音楽を作曲した坂本龍一氏が逝去されました。

ここに謹んでお悔みを申しあげます。

 

坂本 龍一氏(1952.01.17-2023.3.28) 享年:71  出身:東京都中野区

 

通称:『教授』=高橋幸宏氏が命名。

   『世界のサカモト』

 

YMO(Yellow Magic Orchestra=イエロー・マジック・オーケストラ)

1978年に細野晴臣氏・高橋幸宏氏と結成。 (~1983)

 

代表楽曲

・Forbidden Colours -禁じられた色彩- (1983) 映画「戦場のメリークリスマス」

 英国アカデミー賞 作曲賞(日本人初受賞)

 

・The Last Emperor(1987) 映画「ラストエンペラー」

 グラミー賞・テレビサウンドトラック賞・ゴールデングラブ賞 作曲賞・アカデミー作曲賞

 

・バルセロナオリンピック開会式 マスゲーム 音楽作曲(1992)

 

・energy flow(1999) 三共『リゲインEB錠』CM楽曲 ウラBTTBシングル

 

・「ZERO LANDMINE」(2001)

  TBS50周年特別企画番組「「地雷ZERO 21世紀最初の祈り」チャリティーソング

 

・鉄道員(ぽっぽや

・御法度

・大河ドラマ「八重の桜」

 オープニング 「メインテーマ」「八重のテーマ」「八重の桜紀行」 

・星になった少年

・母と暮らせば

・天外魔境

・聖剣伝説                                  他多数

 

受賞歴

・日本レコード大賞 編曲賞(1979)

・英国アカデミー賞 作曲賞(1983)

・グラミー賞(1987)

・テレビサウンドトラック賞(1987)

・ゴールデングラブ賞 作曲賞(1987)

・アカデミー作曲賞(1987)

・都民文化栄誉賞(1989)

・フランス芸術文化勲章「オフィシエ」(2009)

・芸術選奨「大衆芸能部門」 文部科学大臣賞(2010)

・アジア太平洋映画賞 国際映画製作者連盟賞(2012)

・バークレー日本賞 - 米カリフォルニア大バークレー校日本研究センター -

・第70回 毎日映画コンクール 音楽賞(2015)

・第25回 モンブラン国際文化賞

 

 

坂本龍一氏に関する筆者の思い出番組は北野武氏・明石家さんま氏がゲストとトークする番組、

「有名人の集まる店6」でゲストとして坂本氏が出演したときのもの。

 

坂本氏はすでにセットにおり、さんま氏と酒を飲み交わしている場面からはじまる。そこに鬼瓦権造に扮した北野氏が登場。坂本氏を見つけ「教授」と一言。さんま氏が「ゴンちゃん(坂本氏を)知ってるの?」と言うと「あたりまえじゃねえか、YMOだろ。東京芸術大の…」と。

 

北野氏は自身の映画がアカデミー賞候補になったとき(作品名は不明)に候補で名前を呼ばれステージに立つが受賞を逃したことがあった。このエピソードはさんま氏がアカデミー候補としてステージに立つ北野氏をテレビで見て「またキタノが立ってる」と茶化す。

北野氏が「教授に(作曲を)頼むと高いんだよ。作曲代だけでフイルム代が無くなっちゃう…」と嘆く。

そこで坂本氏が「〇〇監督の曲はタダだった。好きだったので…」と言うとさんま氏が「好きな人の映画はタダなの?(ということは)アナタ(北野氏)のことは嫌いなんじゃない?」「サカモトがついていれば受賞していたんじゃない?」と語る。

「あそこでサカモトがいれば…」と言い「ボーッと立ってて…横目で受賞者を見ちゃったり…」とまくし立てる。

 

その後坂本氏と北野氏は共演した「戦場のメリークリスマス」での思い出トークを。監督の大島渚氏がどうしても坂本氏を出演させたいと依頼した。

坂本氏は映画出演の機会がほとんどなかったようで、台本をまったく読まずに現場入り。坂本氏いわく「スタッフがセリフを全部書いて(カンペ)見せてくれると思った」と…

さらに出演にあたっては大島監督に「大島監督は怒ることで有名だから、怒ったらやめる(出演を辞退する)という約束で出演を引き受けたという。

北野氏はそのときのエピソードとしてNGを繰り返す坂本氏の姿を見た大島監督だが、坂本氏を叱責してしまうと出演を辞退されてしまうため、同じシーンのまったく関係ない(NGを出していない役者)に「何をやってるんだ!!」と一喝。さらに動作がぎこちない(台本を読んでいない坂本氏は展開を覚えていない)演技をする坂本氏を見て「これじゃサカモトが動けないだろ」といわれのない叱責を繰り返したという。北野氏は「動けないのはサカモトのせいだった」と言うが大島監督は決して坂本氏を叱責しなかったという。北野氏は「オレがカラダ悪くしたのサカモトのせいだ」と締めくくり、坂本氏は笑って聞いていた。

 

その後のショートコントやエンディングにも坂本氏が「坂本権造」として出演した。坂本氏がエンディングで登場するとさんま氏が「これ(エンディング出演する)やるために残っていたのアンタ」と言うと坂本氏は照れ笑いをしながら椅子に座りタバコを吸う。

その恰好が北野氏が扮する鬼瓦権造とそっくりだったため、北野氏はみずからのキャラである鬼瓦権造と「ゴンゾーズ」をやらないか。と坂本氏を誘う。

その後坂本氏がピアノ演奏をして番組終了。 坂本氏はピアノ演奏をしながら終始笑顔だった。

 

筆者はこのトーク番組を見て坂本氏の変わった一面を見た感じがした。

 

坂本氏の逝去には多くのヤフコメが寄せられており、偉業を讃える声が多い。

71歳という年齢を考えればさらなる活躍を期待したいところだった。

 

この訃報は本当に残念。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 

合掌