突然、胸が苦しくなったり、気持ち悪さや、動悸、息切れ、
不整脈などが起きたとき、
慌てずにツボで対処する方法を王先生から教えていただきましたので
共有します。
このツボは「内関(ないかん)」といいます。
手の厥陰心包経という経絡上に位置しています。
【ツボの取り方】
手のひらを上に向けて、手首のしわを確認します。
複数のしわがある場合は下の方のしわを基準とします。
上記で確認した、基準となるしわから、
だいたい指2本分離れたところの際を確認します。
拳を内側に曲げた時に皮膚の内側を触るとわかる
硬い二本の筋の間にあるくぼみが内関です。
ここを、親指の腹でグーっと垂直に押します。
タイミングは自然な呼吸に合わせます。
つまり、息を吐くときにツボを押し、
息を吸うとき、押していた指をゆっくり緩めます。
ツボを押すと、奥のほうに、ズーンという重い感触
(痛みまではいかないが、ちょっと重苦しい、または少し痺れる感じ)が
すると思います。
慣れないと不快に感じるかもしれませんが、
何度かツボを押した後は、症状が緩和されているでしょう。
心臓の弱い方や高齢の方などご家族でお困りのことが起きたとき、
ぜひこのツボで早めの対処をしてあげてください。
(担当:王気功師範 藤原希嶺)